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19.2 お喋りな女たち ・・・キボン ページ39

そっと、目を開けて見る。

部屋の様子を伺いながら、ゆっくりと身体を起こした。

見渡すと、壁にもたれて目を閉じてる女、

床に大の字になっていびきをかく女、

窓にすり寄る様に寝息を立てる女。


・・・あれ?

声からすると4人だと思ってたけど、3人だった?


僕は、音を立てないようにベッドから降りようとして、

慌てて足を引っ込めた。


何、ここで寝てんだよ!(-"-)


4人目は、ベッドサイドに引っ付くように丸くなって寝ていた。

皆、目鼻立ちはいかにも韓国美人という感じ。

僕は、さっき話していた事を思い出した。


話の内容からすると、ここには“コムジュ”と“ハヤン”と“バアヤ”がいて、

そいつらの命令で、ここに居る4人は動いてるという事のようで。

僕以外にも男たちを連れてきたと言っていたっけ。

それと、猫がどうのとか言っていたよな?

僕たちみたいに、動物に変身する女たちなのかな?

それとも、逆に動物が人間に・・・?


ベッドの傍に寝ている女の顔を覗く。


こいつが猫?

確かに、寝相は猫っぽい。。。(^_^;)

って、どうにかして逃げないと!


邪魔をしないように、少し位置をずらしてベッドから降りると、

大きな窓の方へ行ってみた。

そこにも女が一人いびきをかいて眠っている。

それを尻目に、窓から外を見てみると、目の前には森が広がっている。

窓は鍵が無いみたいで、押せば開くタイプのものと思われる。

女に気付かれないように、そっと押してみると、


・・・簡単に開いた!(@_@;)


小さなベランダに足を踏み込む。

下を覗くと、ここが3階だという事が分かった。


飛び降りるのは無理か・・・(-"-)


僕は、どうにか降りられるような場所は無いかと探した。


あ、シーツ!!

よく映画とかでやるよね?

ロープの代わりにつなげて、ベランダから脱出するってやつ!


僕は、部屋に入ると、ベッドのシーツを外し始めた。


「あら!目が覚めました?」


ビクッ!Σ(@_@;)


僕の手が止まった。

声の方を見ると、さっき丸くなって寝ていた女だ。


「まあ、もう動けるの?」


壁の方からも声がして、こちらに近づいて来るのがわかる。


「何してるの?寝心地悪い?」


窓の方から近寄ってきた女に言われて気が付いた。


あれ?・・・なんか、好意的!?(・・;)


「あらあら。シーツがグチャグチャ!いま直してあげるわ。」


僕が手を離すと、4人が早速ベッドに群がって整え始めた。

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koyuki(プロフ) - よーこさん» やっとです!(^^♪楽しみにしてくれてありがとうございます!これからも頑張ります(^^)/ (2016年6月18日 19時) (レス) id: 1916766084 (このIDを非表示/違反報告)
よーこ(プロフ) - やっと会えた~(T0T)更新いつも楽しみにしてます(*´∇`) (2016年6月18日 19時) (レス) id: 8020ec2b45 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:koyuki | 作成日時:2015年12月27日 14時

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