18.3 涙が止まらない! ・・・ドムヘ ページ37
歯止めが聞かなくなった僕の目からは、いくらでも涙が出て来る。
隣の人達が、慌てて場所を移動したのも、かすかに聞こえた音でわかった。
やっぱり、僕は一人なんだな・・・と思うと、いくらでも涙が出てきたし、
「泣きたいなら泣けば良いだろ!!」
さっき、隣の人から怒られた言葉を思い出して、
だったら気が済むまで大声出して泣いてやる!!
って思ったら、もう、おとなしく泣くなんて出来なくて。
小さい子供が駄々をこねるみたいに、
手足を思い切りバタバタさせて、涙をボロボロ流して、
大きな口を開けて、よだれも鼻水も関係ない!
疲れるまで泣きわめいた。
:
:
グスッ・・・
泣きつかれた僕は、立ち上がって、
声の聞こえた方の壁の方へ行くと、ゆっくりと腰を下ろした。
知らない人でも良いから誰かの近くに居たかったから。
そのまま壁にもたれかかって、目を閉じた。
グスッ・・・夢の中では皆に会えるかな?
「大丈夫かい?」
シオンと似た声。
あいつは何かあると、いつも声をかけてくれたっけ。
「一人?良かったら、僕と少し話をしない?」
なんて良い奴なんだろう。
シオンだったら、ここで「神様は〜」なんて話をするんだろうな・・・
「神様はね。あ、君、神様って信じる?」
うわ〜・・・。
声が似ると、話す事も似るのかな〜?
「今は絶望のどん底にいる気がするだろうけど、大丈夫。神様は見捨てたりしないよ?」
僕は・・・
「僕、皆に会いたいだけなんだ。グスッ・・・」
また涙が出そうだよ。
「うん。僕もだよ。だから、希望を捨てちゃダメだよ?」
「会えるかな?」
「もちろん!だから、さあ、一緒に神に祈ろう!」
ドカッ!
「イタッ!」
Σ(@◇@;) え、何!?
「シオン!俺の目の前で、そんな話をするなって言ってるだろ!」
シオン!?(@◇@;)
「ヒョン!どうしてですか!こんな時こそ神に祈るべきなんです!」
「俺は無神論者だ!何度も言わせるな!」
「ヒチョルンヒョンは、いっつもそう言って、僕の話を聞いてくれない!!」
今、確かに・・・(@◇@;)
「ヒョン!僕だよ!ドムヘだよ〜!!」
気が付いたら、鉄格子を掴んで叫んでた。
手を隣の部屋の方へ思い切り伸ばしてみる。
「「ドムヘ!?」」
その伸ばした手を腕を、しっかりと掴みかえしてくれる4本の手!
「ヒョン!シオ〜ン!(T○T)」
「「ドムヘー!」」
あ〜もう!
涙が止まらないよ〜〜〜(T◇T)
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koyuki(プロフ) - よーこさん» やっとです!(^^♪楽しみにしてくれてありがとうございます!これからも頑張ります(^^)/ (2016年6月18日 19時) (レス) id: 1916766084 (このIDを非表示/違反報告)
よーこ(プロフ) - やっと会えた~(T0T)更新いつも楽しみにしてます(*´∇`) (2016年6月18日 19時) (レス) id: 8020ec2b45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:koyuki | 作成日時:2015年12月27日 14時