1.2 美人さんと遭遇 ・・・カンイ ページ4
部屋に戻ると、キボわんはさっき座っていた縁側の大きな窓から、外を眺めていた。
カンイ「キボわん!聞いてくれ〜!!」
俺は興奮したまま、キボわんの方へ駆け寄った。
キボン「Σ(@◇@;)」
キボわんは、全身を飛び上がらせて驚いたあと、
抱き締めようと屈んだ俺から、素早く逃げた。
少し離れた場所にいる怪訝な表情のキボわんは、
いつでも動けるぞ!的な態度で俺を見つめた。
俺は、それでも構わず、さっきの美人さんの話をした。
というか、語りまくった。
キボわんの表情が、怪訝なものから、同情するようなものに変わった。
カンイ「なんだよ、キボわん!(-"-)」
キボわんは、フッとため息を吐き、首を横に振った。
カンイ「一目ぼれくらい、したって良いだろ!(-"-)」
俺はその場に胡坐をかいて、腕組みをしてそっぽを向いた。
キボわんがゆっくりと俺に近づいてくるのを、
目の端でとらえながらも、そちらには向かなかった。
やがて、キボわんが、俺の胡坐の上にのり、俺の頬をペロリと舐めた。
何だよ、カワイイな・・・(ーー;)
キボわんは、ゆっくりと俺の胡坐から降りると、
そのまま俺の荷物の方へ行き、荷物を口でグイグイ引っ張りだした。
あ、明日の事、相談しようって言ったっけ(^^ゞ
俺は、大事な事を思い出して、立ち上がった。
俺がカバンに手を掛けると、キボわんの口が離れた。
カンイ「まずは、地図を出さないとだな。」
カバンの中から地図を取り出し、床の上に広げた。
カンイ「えっと・・・今は、ここの宿で、この部屋の位置からすると・・・」
キボわんと一緒に地図を見ながら、
現在地を確認し、部屋の位置から、縁側から見える場所を確認した。
カンイ「山の下に向かって森があるだろ?敷地がここまでだから・・・」
距離を計算して、明日の捜索方法を考えた。
カンイ「とりあえず、ここまで散策出来ればいっか?」
キボわん「わん。(そうだね。)」
カンイ「よし!森の散策するって、フロントに言ってくるな。(^^)」
キボわん「・・・(ーー;)」
カンイ「ち、違うよ!あの人に会いたいからじゃないって!バカ!!(〃∇〃)」
キボわんの視線から逃げるように部屋を出た俺。
フロントまで、誰にも会わず。
しかも「行くときに声をかけてくだされば良いですよ(^^)」と言われ、
ちょっと恥ずかしい思いをしたのに、
帰り道も、誰にも合う事なく部屋に着いてしまった。
・・・(-"-)チッ
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koyuki(プロフ) - よーこさん» やっとです!(^^♪楽しみにしてくれてありがとうございます!これからも頑張ります(^^)/ (2016年6月18日 19時) (レス) id: 1916766084 (このIDを非表示/違反報告)
よーこ(プロフ) - やっと会えた~(T0T)更新いつも楽しみにしてます(*´∇`) (2016年6月18日 19時) (レス) id: 8020ec2b45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:koyuki | 作成日時:2015年12月27日 14時