検索窓
今日:12 hit、昨日:0 hit、合計:19,954 hit

13.3 秘密を告白 ・・・カンイ ページ27

「ソンア?」


目を見開いて首を横に振ったソンア。


「カンイさん・・・あなた・・・あなた達って・・・」

「え?」

「目!青くなってる!鏡!あそこ!」


ソンアが指を指したのは、出入口のところにある鏡。

厨房に入る時には必ず身だしなみチェックする必要があるからと言っていた。

俺は、慌ててその鏡に自分を映した。


え?


鏡に映った時。

青く光る瞳の色が、す〜っといつもの色に変わった。


どういう事だ?


「ソンア?」


自分が信じられなくて、ソンアの方を向いた。


「まさか・・・でも・・・だって・・・」


ソンアはガタガタ震えてる。

何か知ってるのか?

そうだ。

妖術使いの親戚なら、ソンアも何か能力があるかも!

それと関係ある?


「ソンア。お前も何か能力があるんじゃないのか?」


ゆっくりと近づくと、ソンアは首を横に振りながら後ずさりした。


「わ、私は・・・話を聞く事しか・・・」

「話?」


俺は立ち止まって考えた。


話を聞く?

あ!


俺はソンアの方へと近づいた。

ソンアは後ずさりしたが、すぐに巨大冷蔵庫にぶち当たった。

もう逃げ場は無い。


「じゃあ、俺が秘密を話したのは・・・お前の妖術?」

「違う!妖術じゃない!私のは、違う!」

「じゃあ、なんだよ?お前に話す理由なんて無かったのに、何で俺は喋った?」

「私は、人間だもの・・・あんなのと一緒にしないで。。。」


震えながら訴えるソンア。

俺はその両肩に手を置いた。


「ソンア!」

「ヒィッ!」

「お前も、秘密があるんだろ?」

「私は・・・」

「俺の目が青くなる理由も、知ってるんじゃないのか?」


そう言えば、シスコン兄貴にも聴かれたっけ。

あの時は、兄貴の見間違えかと思ったけど。


「知らないし・・・わからない!」

「嘘つくなよ?」

「本当です!だって、ハヤンとコムジュが勝ったはずで・・・」

「コムジュ?」


誰だ?

勝ったって、何の話だ?


「カンイさん!許してください!誰にも言いませんから!」

「何を言わないって?」

「動物に変身する事も、キーワードも!眼の事も!」

「じゃあ・・・俺に協力してくれるか?」

「え?」

「ハヤンと・・・コムジュだっけ?2人の話をもっと詳しく教えてくれ。」


ソンアの目が怯えてる。


「お前、俺の味方だろ?そうだよな、ソンア?」


ソンアは、震えながら頷いて。

俺はニッコリ笑って、「良い子だな(^^♪」と言いながら、

ソンアの頭を撫でてやった。

14.1 おばあちゃんの昔話 ・・・シンド→←13.2 秘密を告白 ・・・カンイ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
30人がお気に入り
設定タグ:superjunior , SM , animal
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

koyuki(プロフ) - よーこさん» やっとです!(^^♪楽しみにしてくれてありがとうございます!これからも頑張ります(^^)/ (2016年6月18日 19時) (レス) id: 1916766084 (このIDを非表示/違反報告)
よーこ(プロフ) - やっと会えた~(T0T)更新いつも楽しみにしてます(*´∇`) (2016年6月18日 19時) (レス) id: 8020ec2b45 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:koyuki | 作成日時:2015年12月27日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。