13.1 秘密を告白 ・・・カンイ ページ25
「この位の大きさに丸めて、潰して、厚みはこれ位かな。で、鉄板に並べてください」
「ああ、わかった。」
ソンアの動物向けのお菓子作りを手伝わされている俺。
黙々と言われた通りに作業を進めていた。
「カンイさん。あの・・・」
「なんだよ、言われた通りにやってるぞ?」
「え、ああ、それじゃなくて・・・。実は、ハヤンの事なんですけど・・・」
ハヤンさん?
そう言えば、こいつの親戚だっけ。
「ああ〜。お前、親戚なら仲良くしろよ。年も近いんだろ?」
「えっ?全然近くないですよ!!(@_@;)」
「そうなのか?まあ、どっちでも良いけど。」
「私、心配なんですよ。カンイさんの事が。」
「はあ?(?_?)」
「実は彼女・・・人間では無いんです。」
何を言ってるんだ、こいつは???
あ!
こいつ、自分の容姿が平凡だから、人間離れしたハヤンさんに嫉妬してるな?(-_-;)
「お前の母方の親戚は、みんな人間離れした美人なのか?」
「失礼ですね・・・(-"-)」
「気にすんなって、そんな事!(^○^)」
「・・・私の言った事、信じてないですね?(-"-)」
「大丈夫だって!お前にだって取柄はあるさ!(^○^)」
たぶんな。。。(^^ゞ
「そう言う事じゃ無いんです!これ、大事な事なんですよ!?(-"-)」
そりゃまあ、見た目も大事かもだけど。
「大事なのは、それだけじゃ無いと思うぞ?(^○^)」
「本当に、ハヤンは人間じゃないんです!」
「ぶわっははは!ヾ(≧▽≦)ノ」
必死に訴えるソンアが可笑しくて、
俺は作業を中断して、大笑いした。
「人間じゃないって?ぎゃはははヾ(≧▽≦)ノ」
「笑い事じゃ無くて!!下手したら、カンイさん、動物にされますよ?」
「そんなの、魔女じゃあるまいし!(≧▽≦)」
「魔女の方が、まだマシですよ。」
あ〜、腹が痛い!
こんなに笑ったのは、久しぶりだ。
「わかった、わかった。」
俺は、笑いを堪えながらソンアの方に手を置いた。
「動物にされないように、気をつけるから。(^○^)」
「本当なんですよ!」
どこまでも真剣に訴えるソンア。
俺は、「はいはい。」と言いながら、ソンアの肩をポンポンと叩き、
残りの生地を丸め始めた。
「もう!(-"-)」
俺を元気づけようとしてくれたのかもな。
その気持ちが嬉しくて、「ありがとな。」と言ったけど。
大きな声では言えなくて。
憮然としたまま作業を続けるソンアには、
届いてないかも知れなかった。
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koyuki(プロフ) - よーこさん» やっとです!(^^♪楽しみにしてくれてありがとうございます!これからも頑張ります(^^)/ (2016年6月18日 19時) (レス) id: 1916766084 (このIDを非表示/違反報告)
よーこ(プロフ) - やっと会えた~(T0T)更新いつも楽しみにしてます(*´∇`) (2016年6月18日 19時) (レス) id: 8020ec2b45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:koyuki | 作成日時:2015年12月27日 14時