検索窓
今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:19,951 hit

7.1 山の中で ・・・ハンヨン ページ14

“黒いアイツ”が襲ってくる!

そんな噂(?)が森中を駆け巡り、俺は助けてくれたタヌキたちと一緒に、

山の方へと逃げてきて、3日目の朝を迎えていた。

“黒いアイツ”というのが、どんな奴なのかは知らないが、

森中の動物たちが逃げるくらいだから、相当ヤバイやつに違いなかった。


「まあ!こんなところにも(^^♪」

「姉さ〜ん。いい加減にしましょうよ〜(-_-;)」

「そうっすよ。山に来てから、ずっとじゃないっすか〜(-_-;)」

「良いじゃない!森には無かった薬草が、ここには沢山あるんだもの!(-"-)」


森を抜けたあたりから、メスタヌキの目が生き生きしていた。

そんなに薬草が好きだったとは・・・。

“好きこそ物の上手なれ”ってやつか?

確かに、このメスタヌキは、薬草にとても詳しいらしかった。


「ほら、ごらんなさい!この草は最高の痛み止めになるのよ!」

「さっきも、そんな事言ってたじゃないっすか?」

「さっきのは、“最高に早く効く痛み止め”って言ったのよ!」

「俺たちには違いなんてわかんないっすよ〜(-_-;)」

「それより、まだボスに会えてないんすから、先を急ぎましょうよ〜(-_-;)」

「お父様なら大丈夫よ(^^♪」

「俺たちが大丈夫じゃないんですってば〜(-_-;)」


メスダヌキは一族のボスの娘。

一緒にいるオス2匹は、取巻きと言ったところか?

側近のようなものらしいけど、気の強い自由奔放なお嬢様に、いつも振り回されている。

俺は、それを黙って見ているだけだ。


ハンヨン「おい。行先を教えてくれ。先に行く。」


同じやり取りを3日も見せられて、俺は正直うんざりしていたし、

山道を急ぐのは、まだ怪我が治りきっていない俺の身体にはキツイのだ。

先にのんびり向かっていれば、そのうちこの3匹も追いつくだろうしな。


「え!やだ!ごめんなさい!行きましょう!ほら、あんた達も行くわよ!」

「「ええ〜〜〜(ーー;)」」

「何よ!文句あんの!早く行こうって言ったのは、どこの誰よ!!(-"-)」

「兄さ〜ん・・・(ーー;)」

「もっと早く言ってくれればいいのに〜(ーー;)」

「“次期ボス”に文句があるっていうの!?(-"-)」


いつそうなったのか知らないが、“次期ボス”とか言われも困る。


「「(-"-)」」


ほらな。

オスタヌキたちは、俺を不満げに睨んでいる。

それでも、メスタヌキが歩き出し、俺もその後に続くと、

俺たちを守る様に、それぞれ横について歩き出した。


偉いな、こいつら。。。

7.2 山の中で ・・・ハンヨン→←6.2 決断 ・・・シオン



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
30人がお気に入り
設定タグ:superjunior , SM , animal
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

koyuki(プロフ) - よーこさん» やっとです!(^^♪楽しみにしてくれてありがとうございます!これからも頑張ります(^^)/ (2016年6月18日 19時) (レス) id: 1916766084 (このIDを非表示/違反報告)
よーこ(プロフ) - やっと会えた~(T0T)更新いつも楽しみにしてます(*´∇`) (2016年6月18日 19時) (レス) id: 8020ec2b45 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:koyuki | 作成日時:2015年12月27日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。