やっぱ、Pleasant Animals！～SJのゆ・く・え☆～ (ページ49)

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Epilogue ページ49

「なんじゃ。キョヒュっちなのか？ずいぶん小さくなったの～」

ウサギ小屋から、Aさん宅のリビングへ移されたウサギのキョヒュさん。

ゲージに入れられたキョヒュさんを、ハラポジは怪訝な顔で覗き込みます。

覗かれたキョヒュさんは、そんなハラポジを睨み返していますが・・・

「ほら、見て！可愛いでしょう？キョヒュぴょんって言うんだよ♪」

パジャマ姿でソファに座っているAさんの声に反応したハラポジは、

キョヒュさんなど眼中にない！という勢いで、

デレデレの顔をAさんに向けました。

キョヒュ(チッ！(-"-))

Aさんは、そんなハラポジに携帯画面を見せようと手を伸ばしています。

それをハルモニが受け取って、ハラポジと仲良く覗き込みました。

「なんとまあ！可愛い事！(^○^)♪」

ハルモニは大喜び♪

「アイドルも大変だな・・・(^_^;)」

Aさんのオッパがそう言ってキョヒュさんに話しかけます。

しかし、キョヒュさんは、プイッと横を向いて、ご機嫌斜めです。

キョヒュ(何、勝手に見せてんだよ～！！！(-"-))

お怒りモードなキョヒュさんは、

それでも過去に撮られたキョヒュぴょん姿の写真を思い出し、

花冠を乗っけたやつではありませんように！

と心の中で祈っていたりします。

「は～い。果物、切って来ましたよ～」

オンマがトレイに色んな果物を乗せて、リビングへ入って来ました。

「待ってたよ～」

アッパが両手を広げ、受け取り準備万端！

テーブルの真ん中にそれを置くと、

ワイワイ、ガヤガヤ、楽しい家族団らんは、夜遅くまで続いたのです。

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Aさん宅が寝静まった、ちょうどその頃。。。

見つかったＳＪメンバーやマネージャー達が入院している病院の裏庭には、

病院の建物を背に、小さなリュックを背負った子犬が歩いていました。

いつもより潤んだ瞳と、くいしばっている口元。

小さな街灯がまばらで薄暗い裏庭を、

ゆっくりと、少しふらつきながらも、

立ち止まる事なく、小さな太い足を動かして、

とにかく前に進もうと頑張っています。

そして、キボンさんの病室では。。。

誰も寝ていない空のベッドを抱きしめるように、

キボンオンマが、声を押し殺して泣きくずれている姿があるのでした。