やっぱ、Pleasant Animals！～SJのゆ・く・え☆～ (ページ46)

今日:8 hit、昨日:15 hit、合計:26,625 hit

２５　事情聴取　・・・カンイページ46

俺は、変身体質だとわかった時から、

ず～っと、密かに恐れていた事があった。

：
：

オンマが今日の検査結果を聞きに先生のところへ行った後、警察が事情聴取に来た。

警察Ａ「そうですか。覚えていないと？」

カンイ「投げ出された時は、一瞬で、僕もパニクっていたし・・・すみません。」

高速道路の下に広がる森の中で、気を失っているところを、

森の管理人(＝木こり)に発見され、

イトクヒョンやキボン達が収容されている病院へ運ばれた俺。

車から投げ出された時は、クマに変身したのを感じたけれど、

意識が徐々に遠のいてしまって、ハッキリと覚えていない。

奇跡的にも、全身に細かい傷と軽い打ち身がある程度で済んでいて、

念のためにと、あらゆる検査をしているが、今のところ異常は認められていない。

警察Ｂ「では、投げ出された後は？何か覚えていませんか？」

カンイ「全然。本当に何も・・・。」

警察Ｂ「発見当時、君は服を着ていなかった。それについては？」

カンイ「え・・・服？」

警察Ｂ「投げ出された時、すでに全裸だったわけじゃないでしょう？」

カンイ「ええ、そうですけど・・・。」

警察Ａ「まあ、今日はここまでにしておきましょう。また明日来ます。」

警察Ｂ「何か思い出したら、すぐに連絡してください。良いですね？」

カンイ「はい。わかりました。」

服か・・・。

きっとビリビリに破れて、かろうじて布だってわかる程度だろうな。

病室を出て行く警官２人を、ぼんやりと目で見送っていると、

２人の小声での会話が聞こえてきた。

警察Ａ「追剥ぎの件は忘れろと言ったろ？」

警察Ｂ「ですが！」

警察Ａ「パンツも持っていく追剥ぎが居るか！？」

パンツ！？

そっか・・・

変身が解けたら全裸・・・。

∑(ﾟ∇ﾟ|||)はっ！

もしかして、交通事故の事情聴取じゃなくて、

公然なんとか罪ってやつについての事情聴取だったんじゃ！？

＜(T◇T)＞なんてこった！！

変身が解けた時に外にいたら、絶対、警察に捕まるって思ってた。

そんな目に会うのは、きっとドムヘだけだと思ってたのに！

どうしよう～！(＠◇＠;)

：
：

警察が帰ってしばらくすると、オンマが病室に戻って来た。

俺は何かに変身して布団の中で丸まっていた。

布団をめくったオンマは、俺と目が合うと、

オンマ「キーワードは無理！英語なんだもの！(＠_＠;)」

と言って、すぐに布団をかぶせた。

嘘だろ、か～ちゃん！(T_T)