やっぱ、Pleasant Animals！～SJのゆ・く・え☆～ (ページ24)

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１２.3　寂しくて　・・・ドムヘページ24

とりあえず、森の中へと来たけれど。

これから、どうしよう・・・。

風が吹くと、肌寒い。

檻の中にいた時は、毛布に包まっていれば寒くなかった。

だけど、今は何も持っていない。

寝る場所も考えなくてはいけないし・・・。

両腕で自分を抱きしめながら、僕はやみくもに歩き回るしかなかった。

：
：

歩いているのにも疲れてきた。

一生このまま、さ迷い歩くしかないのかな？(T_T)

そう諦めかけた時だった。

いきなり広い場所に出てきた。

その場所だけ木が無くて、雑草も生えていない。

少し小さな石ころが混じっているような硬い土が広がっている。

皆でキャンプファイヤーとか出来そ・・・・・！！

良い事、思いついた！＼(^o^)／

僕は、踵を返して、森の中へ戻った。

下を向いて、落ちている小枝を探して、どんどん拾っていった。

両手にいっぱいになると、さっきの場所に戻って、

中央に拾った枝を落とした。

そんな事を何度か繰り返していると、次第に小枝の山が出来た。

あの男の人が言った通り！

僕って、賢～い(^^♪

ドムヘ(ねえ！誰か、ライターとか持ってない？(^○^))

そう言って振り返ると・・・木枯らしがビュ～っと吹いて行った。

・・・・・。

そうだった。

僕、ひとりだったんだ。

キャンプファイヤーやったら、温かいし、楽しいと思ったけど。

やっぱり、僕はバカだったんだな～。(._.)ｼｮﾎﾞﾝ

一気に疲れが出てきて、僕は近くの木の下に座った。

全身の力が抜けて・・・。

シクシク・・・

僕は静かに泣き始めた。

皆、今頃、どうしてるんだろう？

皆に会いたいよぉ・・・

出来るだけ身体を小さく丸めて泣いていると、

耳には自分の鳴き声しか聞こえてこない。

悲しい声を聞きながら、いつしか眠りについていた。

その晩、僕は、大勢でキャンプファイヤーを囲んで騒いでいる夢を見た。

メンバー達はもちろん、マネージャー達、東方think、SHAINEE、GG、EXEもいて楽しそう。

皆が手招きして僕を呼ぶ。

だけど僕は、皆の楽しそうな姿を見て、ひたすら泣き続けていた。

：
：

コツン・・・

頭に何かが当たって、目が覚めた。

地面を見渡すと、どんぐりが一つだけ落ちている。

見上げると、高いところの枝で、リスが僕を睨んでた。

リス「お前は誰だ！あの変な生き物の仲間じゃないだろうな！？(-"-)」

変な生き物！？

僕は慌てて立ち上がって、自分を触りまくった。

僕、他の何かに変身したの！？(＠_＠;)