やっぱ、Pleasant Animals！～SJのゆ・く・え☆～ (ページ13)

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８.1　文字（凹）・・・ウニクページ13

この顔は・・・間違いない。

見事なまでにサルだ・・・(・_・)

俺は、川に移した自分の顔を見て、愕然としていた。

バスから投げ出されて、高速道路を飛び越えてしまって、

すぐに目に入ったのは、大きな木の枝。

　－身軽に枝から枝へと移っていければ、怪我もせずにすむんだろうなぁ。

と考えた次の瞬間に、変身した俺。

身体が勝手に動いて、あっという間に草むらへ着地。

もちろん、無傷。

川沿いを下っていけば、どこかの町にたどり着けると思った俺は、

とりあえず川を目指して歩いた。

川に着いた時には、日が昇り始めていたけど、

変身が解ける気配が無くて。

まさかと思って、川に自分の顔を映してみれば、

サルの顔がそこにあったのだ。

はあ～～～・・・ε-(´・｀)

どうするよ？

こんな姿じゃ、家族でさえ“ウニク”だってわかんないだろうな。

俺だっていう証拠があれば・・・。

あ！

この姿なら、字が書けるかも♪(＾◇＾)

俺は、あたりを見回して、土が見えるところを探した。

けど、雑草が生い茂ってるだけで、土は一向に見えない。

仕方ない・・・。

ﾌﾞﾁｯ・・・ﾌﾞﾁｯ・・・

俺は、雑草を抜き始めた。

ある程度抜くと、でこぼこになっている土を手で軽くならした。

てか、この手、使いづら！(-"-)

手を小さくピッピッと振って、手に付いた土を落とした。

少し湿ってるから、なかなか落ちなくて、イライラする！(-"-)

大きくブンブンと振っても、あまり変わらない・・・。

ま、いっか。

とりあえず、指で文字を書いてみた。

・・・何だ、これ？

象形文字とも記号とも言えないフニャフニャライン・・・(￣∇￣;)

なんか、もう、どうでも良く思えて、その場に座り込んだ。

しばらくは、流れる川を眺めて、感傷にどっぷりと浸る事に決めた。

決めたんだけど・・・

バシャ・・・バシャバシャ！

激しい水音がして、無視しようと思っても出来ない位の激しさだ。

気になった俺は、立ち上がって、その音のする方へ向かった。

しばらくすると、だんだん何かが見え始めた。

あれはたぶん・・・陸ガメだ。

徐々に全体が見えてきて、俺はビックリして立ち止まった。

うわっ！亀が息切らしてる！すげ～・・・初めて見た！(＠_＠;)

陸ガメは、ゼイゼイしながら、ふいに俺の方を見た。

目が合ったそいつは、なんだか、俺を睨んでいる様に思えた。

・・・こわっ(・・;)