やっぱ、Pleasant Animals！～SJのゆ・く・え☆～ (ページ12)

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７　川の中で・・・エイソンページ12

さみ～・・・

やっぱ、水の中は寒いな～。

投げ出される直前まで、俺はリョウにゃんと格闘していた。

リョウにゃんはひどく興奮していて、抱き上げて優しく撫でてやったのに、

逃げようと必死にもがきまくた挙句に俺の顎を引っ掻いて逃げた。

兄さんの顔に傷をつけるなんて・・・しかも俺、アイドルなのに！！(-"-)

あ・・・逆か？

アイドルの顔に傷をつけるなんて・・・しかも俺、兄さんなのに！！(-"-)

まあ、良いけど。。。

リョウにゃんだし。。。

まあ、そんな感じのリョウにゃんを追いかけて、

バスの中をウロウロしていたら、いきなり投げ出されてしまった。

堕ちていきながら、少し離れたところでピューマに変身したヒチョルンヒョンが見えた。

細い身体を、華麗に、しなやかに、クルクルと回転させる姿に、

一瞬、見惚れてしまった。

ヒョンは、人間でも動物でも、美しい。。。

俺はと言えば、

　－このまま落ちたら死んでしまう！！

とか思ったら、ペットの亀たちを思い出し、

　－あいつらの甲羅は、頑丈そうだな・・・

とか思ったら、途端に変身する気配があって、

そうこうしている内に、高速の下を流れる川面が近づいていて、

もうダメかと顔を引っ込めたら・・・

その時に自分が亀に変身している事に気が付いたんだ。

手足頭が甲羅の中に隠れられたからな。

おかげで衝撃も少なくて済んだし。

息もそんなに苦しくないし。

堕ちたのは、山間にある川で、激しく流れているように見えていたけど、

中は意外と穏やかな流れで、ビックリした。

随分と高いところからダイビングしたけど、

深い川底へ沈む速度は、徐々に減速していって、

ひっくり返る事も無く、静かに川底へ着地できた。

それから、しばらくは、周りの様子を伺う為に、ジッとしていたけれど。

時々、結構大きい石が流れてきて、当たると結構痛い・・・(-"-)

この時ほど、亀に変身出来て良かったと思った事は無い。

石は結構ごつごつしていて、甲羅が無かったら・・・あ～恐ろしい！！

ふと、見上げた川面。

なんだかキラキラし始めていた。

あっちの方が、温かそうだな。

俺は、地上に上がる事にした。

手足頭を、ググン！と伸ばして、キラキラ光る川面を目指して泳ぎだした。

あれ？

結構、流れが・・・

速くないか！？

川面に近づくにつれて、流れの速さが増しているんだ！(@_@)

力いっぱい泳いでるけど、流されている！

とにかく俺は、必死で手足を動かした。