だって、Pleasant Animals探偵団！～ＳＪは調査員 ☆～ (ページ50)

今日:12 hit、昨日:0 hit、合計:7,949 hit

１２　キボンさんの実力４ページ50

ピンポ～ン♪♪♪

リビングに玄関のチャイムが鳴り響きました。

「あ、もう来たかな？」

ウニクさんがそう言うと、玄関の方へと向かいました。

「ふふん♪俺の実力、すごいだろ？」

リョウ君にそう囁いたキボンさん。

何も聞こえないイトクさんは、怪訝な顔。

そんなイトクさんが目に入ったリョウ君は、ため息をつきながら台所へ。

その後ろ姿を見た二人は、顔を見合わせ、ニヤリと笑いました。

「チャオミとヘンリが来たよ～(^^♪」

「お久しぶりで～す！」

「おはようございま～す！」

ウニクさんの後ろについて、チャオミさんとヘンリさんがやってきました。

「「「おう～！＼(^o^)／」」」

イトクさんたちは、久々の再会に大喜び♪

「そっか。今日から合同練習だったね(^^♪」

キボンさんがそう言いながら、二人にソファに座るように促します。

毎年恒例行事のＳＭＥ主催のコンサートが近いので、

二人は個人活動していた中国から、合同練習のためにやって来ることになっていたのです。

そこへ、リョウ君が温かいお茶をもってやってきました。

「朝ご飯食べた？」

そう聞きながらお茶を差し出すリョウ君。

それを少し恐縮しながら受け取り、

「さっき、車の中で食べました。」

チャオミさんがそう答えると、ヘンリさんも「サンドイッチ食べたよ」と言いました。

リョウ君は、「そう」と言ってほほ笑むとソファに座りました。

ウニクさんが、「あ、そうだ」と言って、二人の方に向きました。

「さっき、何か話があるって言ってたよね？」

そう言ったウニクさんの声に、イトクさんが反応しました。

「だから、ここに？」

そう聞かれたチャオミさんが、急に真顔になり、口を開きました。

「香港にいるとき、ＳＭＥの新しいグループの話を聞いたんです。」

「新人グループ？」

「それが・・・」

チャオミさんはヘンリさんをちらっと見ると、

ヘンリさんが話をつづけました。

「なんか、おかしいんですよ。あ、でも本当かどうかわからないんですけど。」

「何？もったいぶらないでよ。(^O^)」

イトクさんが少し笑いました。

「メンバーの数、活動拠点、コンセプトなど、すべてが不明。
　わかっているのは、全員男子ってことだけ。」

「あと、モデルグループは、ＳＪだって。」

チャオミさんがそう補足すると、

「え？僕たちが・・・モデル？？？」

イトクさんたちは目をパチクリ。

突然の情報に、戸惑いを隠せませんでした。