だって、Pleasant Animals探偵団！～ＳＪは調査員 ☆～ (ページ49)

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１２　キボンさんの実力３ページ49

「ええっ！！Σ(＠◇＠;)」

大きな声を上げて立ち上がったのは、シオンさん。

「あの二人、もう仲直りしたんですか！？(＠_＠;)」

「え？あの二人、喧嘩してたの？(?_?)」

シオンさんの質問に、イトクさんは逆質問で返します。

「いや、その、あの、・・・あ！ランニングの時間！」

動揺を隠しきれないシオンさんは、そのまま自分の部屋へと向かおうとしました。

「ちょっと待って！」

リョウ君が、シオンさんの前に立ちはだかりました。

「何か知ってるんでしょ？逃げないで、話してよ！」

「僕は何も知らないよ！」

「嘘だ！絶対、何か隠してる！」

「何を言ってるんだ。そこを退いてくれ。」

「なんで隠すの？」

「隠してなんかない！」

リョウ君とシオンさんが言い合っていると、

イトクさんが立ち上がり、シオンさんの肩に手をかけました。

「シオン。どうしたんだ？何かあるなら、ヒョンにだけは話してよ。
　ここで話せないなら、俺の部屋に行こう。」

「何もありません。ヒョンには関係ないです。」

「それは、俺には関係のない、何かがあるってことだね？」

「な、なんでそうなるんですか！？(＠_＠;)」

ちょっとテンパってきたシオンさんに、

ウニクさんが優しく声を掛けました。

「落ち着いてシオン。関係なくても、リーダーには話しておいたら？」

それを聞いたキボンさんが、面白そうな顔をしてウニクさんに聞きました。

「ウニクヒョン、何か知ってるの？」

「知ってるっていうか、ドムヘはAと仲直りできたけど、
　シオンはできていないって聞いたから。」

「へえ、誰から聞いたんですか？ドムヘヒョン？」

「そ。なんか、Aが話しかけても無視してるとか？」

そんな会話を耳にしたシオンさんが怒りました。

「ウニクヒョン！！そんなのドムヘヒョンの勘違いです！(-"-)」

「え、そうなの？・・・ごめん」

「ふん！」

シュンとしたウニクさんを睨んだシオンさんは、

前に立ちはだかるリョウ君をそっと押しのけると、

黙ってその場を離れ、自室へと消えていきました。

「Aと？」

リョウ君がそう呟き、考え込みました。

それを横目に見たイトクさん。

「Aにも話を聞かないといけないかな・・・」

そう呟いたイトクさんに、いつの間にか隣にいたキボンさんが囁きます。

「ヒョン。聞いたら僕にも教えてくださいね。」

イトクさんは小さく頷き、キボンさんは満足げにほほ笑むのでした。