だって、Pleasant Animals探偵団！～ＳＪは調査員 ☆～ (ページ46)

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１１　探偵団のはじまり４ページ46

「ということは、芸能界引退して、探偵事務所でも開くつもり？」

リョウ君が不服そうにそういうと、

「そんな話、いつなった？」

「さあ？」

キョヒュさんとキボンさんは、顔を見合わせて首をかしげました。

「だって、所長はイトクヒョンって言ったじゃん？そういうことじゃないの？」

いらだつリョウ君に、キョヒュさんは少し考えて言いました。

「ああ、それ？まあ、細かいことは気にするなよ。歌手を辞める気なんてないし」

「俺だって、俳優辞める気ないよ。せっかく超大作の主役が決まりかけてるってのに。」

当然のようにそういう二人に、リョウ君の顔はさらにしかめっ面。

「この世界にいると、人脈も広がるじゃん。探偵するにはもってこいだと思うんだよ。」

「それな！カモフラージュにもなるし！」

「俺たち、人数も多いからな(^^♪」

「世界をまたにかける探偵＼(^o^)／」

「そういうこと！＼(^o^)／」

キョヒュさんとキボンさんは、大盛り上がりでグラスを乾杯させます。

「人数が多いって・・・まさか、ヒョンたちも巻き込むの！？(＠_＠;)」

やっと話が呑み込めたリョウ君が驚いて、むせそうになりました。

「当然だろ？」

キボンさんがそう言いながらおつまみを口に入れました。

「なんで、いっつも俺たちが調べないといけないんだよ？不公平だろ？(-"-)」

キョヒュさんも少しムッとしながら、おつまみを口に入れました。

「人には、得手・不得手があるんだからさ。」

「そうは言うけどさぁ・・・ヒョンたち、賛成してくれるかなぁ？」

キボンさんの言葉に納得できるものの、

全員に話して、その気になってくれるのか、不安になるリョウ君。

キョヒュさんとキボンさんはため息をつくと首を横に振りました。

「あのさぁ、ヒョンたちに賛同求めてどうすんの？」

「(＠◇＠;)ええっ！？だって、イトクヒョンは？責任者になってもらうんじゃないの？」

「なってもらうよ。そこは、ほら。キボンの出番じゃん。」

「ど、どういうこと！？」

キョヒュさんの話に驚きを隠せないリョウ君が、キボンさんを見ると、

キボンさんはニッコリ微笑んで、

「そういうこと♪(*^▽^*)」

と言って、リョウ君が持っているグラスに自分のグラスを寄せて、

小さく乾杯したのでした。

「そういうことって・・・(・_・)」

リョウ君の心配をよそに、

キョヒュさんとキボンさんは、どうやってメンバーを取り込むか、

真剣に話し始めたのでした。