７ 作戦♪ の巻 ページ26
Aさんの部屋から出てきた二人は、
そのまま黙ってエレベータの前まで歩いてきました。
「Aにはまいったな・・・。自分が何をしようとしているかわかってない。」
チョンマネが、ため息交じりにつぶやきました。
「俺も同感。まあ、あいつらの考えそうなことはわかるから。先回りしとけば良いんじゃね？」
ヒチョルンさんは、そう言いながら、エレベータのボタンを押しました。
「先回りか。」
「ちょっと、俺の部屋で飲んでかない？対策たてようぜ。」
「お前の部屋より、俺の部屋のほうがよくないか？」
「うわっ！良いの？久しぶりじゃん♪」
「どうせ、明日は俺がお前につくし。どうせなら泊ってっても良いぞ？」
「わかった！じゃあ、俺、お泊りセット持ってくる(*^▽^*)」
ヒチョルンさんは、上機嫌で宿舎に戻ると、
すぐにお泊りセットをもって、地下駐車場で待つチョンマネの車へと向かったのでした。
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Aさんの部屋では、ウニクさんと人間に戻ったドムヘさんが、
腕組みしながら考えています。
「誰か、知ってそうな人、いますか？」
「マネージャーたちは知ってそうだけど、教えてくれないのは確実だしな。」
ウニクさんが、そう言ってため息をつきます。
「東方thinkは？」
「知ってても教えてくれなそうじゃね？」
ドムヘさんの意見は、ウニクさんに却下されました。
「じゃあ、スンヨンヌナは？」
「口が堅いだろ。じゃなきゃ、俺たちの特マネなんてならないし。」
「それに、キムマネの彼女ですからね。」
今度はAさんにも却下されます。
「じゃあ、どうすんの？」
「それを相談してるんじゃないですか。」
「難しいな〜・・・( 一一)」
なかなか良い案は浮かばない３人。
しばらく、腕組みをしながら考え込みました。
すると、突然ドムヘさんが「あ！」と声を上げました。
「ねえ、Aはジムニヒョンのお見舞いに行ければいいんでしょ？」
「え・・・まあ、そうですけど。」
「なんだよ、ドムヘ。何か思い当たる場所でもあるの？」
不思議そうな顔のAさんと、難しい顔をして問いかけるウニクさんに、
ドムヘさんは、ニカッと笑いました。
「へへへ♪俺、天才かも(^^♪」
そう言って、携帯を取り出すと、どこかへかけ始めました。
「すぐ行けるから、待っててね？(^^♪」
得意げなドムヘさん。
Aさんとウニクさんは、
とてつもない不安を覚えて、顔を見合わせたのでした。
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作者名：koyuki | 作成日時：2018年7月18日 9時
