だって、Pleasant Animals探偵団！～ＳＪは調査員 ☆～ (ページ20)

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５　気になって仕方ない　の巻3 ページ20

その日の夜。。。

Aさんの部屋に、ドムヘさんがヒチョルンさんを連れてやってきました。

大きな丸いテーブルを囲んで、Aさんが出したお茶をすすっています。

「で？ヒョンはそんなに深刻な状態だったの？」

最初に切り出したのは、ドムヘさんです。

「骨折したって聞いてたけど、それ以外にも何かあった？」

「いえ。念のために精密検査を受けたようなんですけど、骨折以外は問題ないそうです」

「俺もそう聞いてるから、間違いないと思うぞ？」

Aさんの報告に、ヒチョルンさんも同意します。

「じゃあ、何がそんなに心配なの？」

ドムヘさんが首をかしげます。

「とても落ち込んでいるんです。見てられないくらいで・・・」

Aさんはそう言って俯きました。

悲しそうなAさんを見て、

ドムヘさんも悲しそうな顔をしました。

ヒチョルンさんは、そんな二人を見て、ため息をつきました。

「階段で足を滑らせて落ちて骨折。自分が情けなくなっただけじゃね？( 一一)」

ヒチョルンさんの言葉に、Aさんがキッ！と睨みました。

「ジムニさんは情けなくなんてないです！！(-"-)」

「はは～ん・・・。お前、ヒョンのこと、好きなんだろう？( 一一)」

ヒチョルンさんが、そう言って意味深な笑顔を浮かべます。

「そ」「そんな事ないよ！！(＞_＜)」

Aさんが否定しようとしたところに被せて、

ドムヘさんが、真っ赤な顔をして憤慨しました。

「ドムヘさん！？(@_@)」

ビックリしたAさんでしたが、ヒチョルンさんは笑っています。

「わかってるよ。そんなに怒るな、ドムヘ。」

ヒチョルンさんになだめられて、ムッとした表情のままお茶をすすったドムヘさん。

「Aもさ。そんなに心配することないって。ケガしたら、誰だって落ち込むし。
　いろいろ悩んだりもするさ。」

ヒチョルンさんがそう言ってAさんの肩をたたきました。

「そうかも知れないけど・・・」

「Aは気にしすぎ！心配ご無用！な？」

ヒチョルンさんが元気づけようとニッコリして見せます。

「心配じゃないんですか？」

「そんな事ねえよ。ただ、お前が思うより、ヒョンの心は強いと思うぞ？」

「そうでしょうか・・・？」

何度も「大丈夫」「心配ない」と言われ続けたAさん。

それでも、ジムニさんが心配でたまらなくて。

そんなAさんを、ドムヘさんは心配そうに見つめるのでした。