だって、Pleasant Animals探偵団！～ＳＪは調査員 ☆～ (ページ2)

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１　探偵さんになる　の巻ページ2

「ええ～っ！僕、聞いてないんだけどぉ！！((8(＞○＜)8))」

ここは、某テレビ局の控室。

それは、リョウ君の雄叫びから始まった。

「だって、え？朝見た時は、あったよ・・・ね？」

雄叫びを聞いたAさんが、傍に居たキョヒュさんに同意を求めます。

「おう。ちゃんと13個あった。」

ゲーム機から目を離さずに答えるキョヒュさん。

「ちゃんと数えたんだから、間違いないよ！」

ドムヘさんもそう言ってAさんの傍に寄ってきました。

「まあまあ。落ち着けよ、リョウ。たかがプリンの一つや二つ。」

リーダーのイトクさんが、鏡を見ながら笑っています。

リョウ君は、涙をうっすらと浮かべて、下唇を噛みしめました。

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話は昨日の朝に遡ります。

『プリンを１３人分作ったので、良かったら、どうぞ。ヨンジ』

そんな置手紙が、ダイニングテーブルの上にあるのを見つけたのは、

イトクさんを迎えに来たAさんでした。

ヨンジさんとは、家政婦の１人で、たまにスイーツを作ってくれる方。

そのスイーツは、ＳＪ達を完全に虜にしているのです。

ちょうどその時、眠そうに部屋から出てきたキョヒュさんと、

シャワーを浴びていたドムヘさんがリビングに入ってきたので、

Aさんは二人に置手紙を見せました。

すると、ドムヘさんが冷蔵庫を開けて数を数えはじめました。

「・・・11、12、13♪」

嬉しそうに笑うドムヘさん。

「ヒョン。一つしか食べたらダメですよ？」

キョヒュさんがドムヘさんに釘を刺します。

「わかってるよ、そんな事！」

口をとがらせてドムヘさんが反論しました。

「何してんの？A、時間だろ？」

そこへイトクさん登場。

冷蔵庫に首を突っ込む３人を怪訝そうに見つめます。

「あ、おはようございます！ヨンジさんがプリン作ってくれてて。」

Aさんが嬉しそうに話すと、ドムヘさんがすかさず報告します。

「ちゃんと１３個あったよ(^^)ｂ」

「これ、冷蔵庫に貼っておきましょうか。」

キョヒュさんがそう言って置手紙をイトクさんに見せました。

それを読んだイトクさんも、思わず笑顔♪

「そうだね。さ、A、行こう。」

置手紙は再びキョヒュさんの手に渡り、

全員、冷蔵庫から離れたのです。

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昨日のプリンが、いかに美味しかったことか！！

その話題で持ちきりだったのを聞いたリョウ君が、

自分はその存在すら知らなかった事に気付いて、憤慨したのです。