トリップ？そんなの聞いてない！の、番外編 (ページ3)

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もしもの世界ページ3

眠ってしまっていた。だが、下はベットではないようだ。
なら、どこだろうか。ここは……？

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『……は、ぁ……ここ、どこ…？』

見渡す限りの青い空に、目の前には自分の家ではなく、海が広がっている。
私は……そうだ。会社でのストレスのせいで飲みすぎたんだ。

『あはは。どうしよ。無一文だわ…』

とりあえず、働けるところを探すしかない。
ここがどこかなんて、今はどうでもいいのだから。
幸い、ふらっと入った酒場で雇ってもらえることになった。

「でも、君は貴族かなんかってくらい綺麗だが……いいのかい？こんな酒場で働くなんて」

『いいんです。だって、ここ、仕入れがいいじゃないですか。それだけいいところってことでは？』

「はは。嬉しいことを言ってくれるね。とりあえず、今から働けるかい？」

『はい。わかりました』

そうして、ちょっとずつ働いていたら、ある日夢に神様って名乗る人が出てきた。

『……ここどこ？夢、よね？』

「そうだよ。ここは君の夢。とりあえず、今の世界についての説明をしておこうと思ってね」

『そう…。で、あそこは何なの？日本じゃないわよね？』

「その通り。君は、ONE PIECEを知っているかい？この世界はONE PIECEの世界なんだよ」

『へえ…ONE PIECEの、ね…。知ってるわよ。読んだことあるもの』

「だったら話は早いね。君はこれからあの世界で生きてくれないか。ほら、最近流行りの異世界トリップってやつだよ」

『ふぅん。なるほどね。わかったわ。それで？護身程度には強くなってるわよね？』

「そりゃあ、君には生きてもらわないとだからね。死んでもらっちゃ困るから、不老不死として」

『……そう。死ねなくなるの。まあ、いいわ。とりあえず、説明はそれで終わり？だったらもう帰ってもいいかしら』

「ちょっと待ってね。あと一つだけ。……好きな人だったら君と同じように呪ってもいいよ」

『え？好きな人？』

「まだいないみたいだから今は関係ないかもだけど、後々出てくるかもでしょ？だから。あと、呪えるのは一人だけだからね。ちゃんと選んでよ？」

『はあ、それだけ？』

「うん。じゃあ、いい人生を」

こうして、私はワンピースの世界にトリップしたのだった。