あなたが私を変えてくれた (ページ20)

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『私はこの二人をスカウトしました。』

城戸「･･･理由を聞かせて貰おうか。」

『了解です。
二人はスポーツ全般は出来ます。なので生身の身体能力はトップレベル。
それに加え、学力の方も高い。
それにこれは私の勘ですが、二人ともトリオンは10か20は超えているでしょう。』

上層部―城戸「!?」

鬼怒田「何っ！」

『後で測りに行きます。生身の身体能力、トリオン。
私がこの二人もスカウトしたのはもう一つ―――』

『未来の平和のために必要な人材と思ったからです。』

城戸「なるほど。
では、愛原空、小野日奈の入隊を認める。」

『ありがとうございます。』

城戸「開発室に行き、トリオンなどを測れ。」

『了解。二人とも書類。』

書類を明日香に渡す。

『ありがとう。』

本部長のところに行き、書類を渡す。

『お願いします。』

忍田「あぁ。」

二人のところに戻り、二人を連れ出る。

―廊下―
日奈「凄いピリピリしてたね～。」

空「だね。」

『最初はそうよ。でも、何ヶ月か経てば、慣れるわ。』

日奈「そうかな？」

『ここよ。』

シュ～

開発者「おっ！明日香ちゃん！」

開発者「久しぶり～」

『お久しぶりです。雷蔵さんいますか？』

開発者「うん。いつものところいるよ。」

『ありがとうございます。』

スタスタシュ～

『雷蔵さーん。』

寺島「んっ？どうしたの？」

『一気に分かる測定器あります？』

寺島「あるけどなんで？」

明日香は少し右にズレる。

『私がスカウトしました。』

寺島「わかった。」

ゴソゴソ

寺島「ほい。」

ポーンキャッチ

『ちょっと借ります。』

二人に座るように言う。

『まず、どっちからする？』

日奈「じゃあ･･･私から。」

測定器に指を置く。

ピッ― ピッ

『完了。もう、外していいよ。』

測定器を持ち、明日香はコピー機に近づく。
測定器から、コードを伸ばし、繋げる。操作する。

ウゥ―

紙が出てくる。