あなたのココロ、盗みます。【赤羽業】 (ページ17)

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「ふうぅ～…大分体が動くようになってきた」

そう言って監視の人の首を絞める烏間先生。

力半分でE組の倍強い…

「皆さん、最上階部屋のパソコンカメラに侵入しました。上の様子が観察できます」

確認する限り……男共ふたりのみ。

1人はウイルスで苦しんでいる私達をニヤニヤと眺めている。もう1人はソファに足を組んで身を任せていた

きゅっと唇を噛み締める、黒幕のひとりは分かっていたからだ

最上階に来て、ナンバをし始める皆。あたしもそれに合わせる

少し冷汗をかきつつ、相手をにらみつける。

「かゆい」

皆の動きがピタリと止まった

「思い出すとかゆくなる、でもそのせいかな

いつも傷口が空気に触れるから…感覚が鋭敏になってるんだ」

リモコンを大量にばら撒くそいつは、あたしにとって知らない人物だった

「……どういうつもりだ

鷹岡ァ！！」

烏間センセイに呼ばれたその名前は初耳、正にそのものだった。

『……そっちは、有里………だよね』

「へぇ、憎き相手のこと……ちゃんと覚えてるんだね。」

『当たり前でしょ…アンタを"殺すため"にあたしは生きてきたんだから』

あたしの言葉に皆が目を見開く。

『ここで、楽にしてあげるよ。』

「やれるの？今のお前に」

『やらなきゃ……

敵討ちで、E組(ここ)に来てるんだから。』