あなたのココロ、盗みます。【赤羽業】 (ページ13)

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番外編ーfeatherの怪盗生活ーページ13

『何処も警備が手薄だね、つまんない』

それに賛同するようにニャア、と鳴くクロ。

普段下ろしている髪はツインテールに結び、いかにも怪盗らしくない少し露出がある服。

『行くよ、クロ』

「ニャア」

あたしはバサリと布を翻す、大量の羽が舞い落ちた

「ふ、feather…か！？」

「捕らえろ！今ならまだ間に合う！！」

『ありゃま、なんで上をフリーにするかね』

上に来た奴らを蹴り飛ばし、あたしは中に入る

……さすがに中は警備が手厚い

あたしは警備員のひとりをこっそり捕まえる、口を押さえてね

そしてそいつの服を脱がせ、あたしが着る。

『この布あげるから、"し～"ね？』

口元に手を当てニヤリと笑う

そっと警備に加わった

「……来ないな、feather」

「怖気づいたんじゃないすか？こんだけの警備数だ、featherも人間。」

「……だな」

警備員達が気を抜き始める

よし

あたしはニヤリと笑い、煙幕を張った。

「げほっげほっ」

「何だ！！何があった！」

クロがそっと出てきて、あらかじめ作っておいた鍵を出す

ガチャり、とガラスケースがあいた

あたしはお宝のガラスの靴を取り出し、グルンと宙を一回転

怪盗姿に戻る

『ふふ、お宝は頂いたわ。』

少し普段と声を変えて言う

「feather…！！貴様っ！」

「今直ぐガラスの靴を返せ！」

『お断り致します』

ε ←こんな感じの口をしながら私は言った。

『それでは、Adieu』

あたしが回れば羽が舞う

あたしは魔法のように消えていった

"お宝～ガラスの靴～は頂きました

怪盗feather"

.

「ニャァ」

『よしよし、よくやったぞクロ』

頭を撫でていってやる。

誰もいない家で1人、立ちすくんでいた

『……お姉ちゃん、待っててね。』

＿＿＿＿＿"死んだ"お姉ちゃんとあたしとクロが写ってる写真のある、ペンダントに語りかけた。