あなたのココロ、盗みます。【赤羽業】 (ページ2)

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3年E組に落ちてから、あたしが学校に行くことは無かった。

もう直ぐ夏休みだ。

そろそろ行ってやろうか…何て

暗殺にかけては自信がある、怪盗業でもいざとなったら殺すわけではなくても

暗殺しようとして、気絶させる。なんて手も使うから

『クロ…おいで。』

クロはあたしの愛猫。

肩にいつも乗っている子猫だ

『さて…いこ～っと』

. 赤羽業 side

皆で、訓練をしている時のこと

『ありゃま、皆様おつかれですわ。』

その声に皆が振り向く

艶やかな黒髪に、肩には猫を乗せている。

「羽元……さん？」

『ふふ、だーいせーかい♪』

嬉しそうに笑う羽元さん

『はじめましてE組の皆さん

羽元Aです、宜しくね。』

あ、あと…と殺せんせーの方を向く

『"殺せんせー"も宜しくお願いしまーす』

「にゅや！？なぜ先生の名前を…」

ぴら、と紙をチラつかせる羽元さん

あまり良く見えないけど、そこには

"国家機密の黄色いタコ、名前は殺せんせー、茅野命名。

マッハ20のタコである、あたしの担任"

『ふふ、名怪盗なめないでほしいなぁ。』

最近は怪盗よりも、ハッカーだけど。と苦笑する羽元さん

「怪盗…なの？」

『うん、feather。

ま、そこは気にしなくていいよ！

宜しくネ、渚クン！』

渚くんの手を握る羽元さん

渚くんは握り返す

『あ、あと＿＿＿＿＿カルマも宜しくネ！』

「よろしく、羽元さん」

羽元さんとはクラスが一緒で、よく話していた仲だ。

『あ、ねぇねぇ凛香ちゃん』

「えっ、私？」

『うん、あと千葉クン！』

「俺？」

『君たち射撃得意なんでしょ？

私も少し得意なんだ、仲間だね～えへへ』

くるりと銃を回す羽元さん

「じゃあ練習混ざるか？」

「うん、見せてよ。射撃」

『もちろん！』

彼女はラインに経つと、すぅ、と息を吸う

はぁ、と吐くと

パァン！！

銃声音が響く

『あ～！あと少しで真ん中だったのに…』

「凄いね、私…速水凛香。宜しくね」

『羽元A、Aでも羽元でもいいよ！』

「おれは千葉龍之介」

『うん、よろしくー！』

……これは決定だろう。

夏休みの作戦の狙撃

速水さんと千葉と……+羽元さんで殺せんせーを撃つ