大好きに。 ページ19
連絡があった
"部活終わったら、話があります"
わかった、と伝えた
その日は､怖くてあまり仕事が手につかなかったんだ
「……大丈夫？」
『き、潔子さん…』
潔子さんの優しさに触れた途端、むねの奥がきゅうっとなった
『なんでもないですよ』
へらへらといつもように笑って見せた
また……顔を作るなんて
(私…何一つ変わってないじゃんか)
バチンっと頬を叩く
「だ、大丈夫！？湿布はる？真っ赤…」
『大丈夫です、気合い入れただけですから！
…今日は、自分で解決しなくちゃいけない事なので。次、何かあったら烏野を頼っていいですか？』
ノートに、鉛筆を走らせていたのを止めた
「…勿論」
『っあー！情けない！潔子さんを守るナイトのつもりだったんですけど』
「ふふっ、格好良いよ。Aちゃん」
『良かったです！』
ふぁあ、と欠伸
じんじんとする頬を少しつねって、気合をさらに入れた
「今日はもう切り上げろー」
「「ウッス！」」
私は足早に荷物を持って、体育館を出た
「あっ、A！」
スガさんに呼び止められて、後ろを振り向く。
「大地が肉まん奢ってくれるらしいんだけど…」
『あ、すみません！今日用事あって』
「おー、分かった！お疲れ」
『お疲れ様です！』
青葉城西の近くに行く。
遠いけど…家が間くらいだから
「あ、先輩」
『どうも！』
みんなに手を振る
「…薫から、改めて詳しく聞いた。
だから改めて謝りたくて…ごめんね」
『……いえ』
「お前の頑張り…気付いてやれなかったこと後悔してる。
なんで見てなかったんだ、って。」
「気づいてたのが国見だけ…ってのも正直悔しい」
「こんな俺たちを…許してくれないか」
目を見開く､何かもっとこう…皆のイメージって怖い感じだった
『私は、いくら戻ってこいと言われても烏野にいます。居続けます、IHも春高も支えます』
下を向くけどボロボロと涙があふれる
『でもっ…青葉城西もいつの間にか、大好きになってて…！』
目を抑える
『大嫌いなはずの…青葉城西が、いつの間にか…烏野と同じくらい好きで』
『皆のことも大好きで』
ギュッ、と主将である及川さんの手をにぎる
「えっ」
『なので…許しますっ！』
ぎゅーっと、抱きついた
及川さんに
「ちょ…A、ちゃん！？」
「及川さんだけずるいです」
ぎゅっと後ろから英が抱きしめてくる
『英…ありがと』
「…はい」
私は抱きしめ返す
「お前等ずりぃぞー」
その後は、青城の皆に抱き着かれた
凄く…心地よかったんだ
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ありす(プロフ) - 夜久さん天使さん» ありがとうございます！！ひええ、涙腺崩壊！？感動させられたなら良かったです(><)。 (2017年1月22日 22時) (
レス) id: 85385fe888 (このIDを非表示/違反報告)
夜久さん天使 - 完結おめでとうございます！とても面白かったです！おもわず感動しすぎて涙腺が崩壊しました( ；∀；) (2017年1月22日 21時) (レス) id: a366cdfb5b (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - 葉雪葵さん» ありがとうございます！ (2017年1月21日 18時) (レス) id: 85385fe888 (このIDを非表示/違反報告)
葉雪葵(プロフ) - 完結おめでとう御座います！ (2017年1月21日 17時) (レス) id: a571d1b265 (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - 皆様、コメントありがとうございます！予想以上に来てびっくりしました！！今後とも、「失ってから、気付くもの」とやざわをよろしくおねがいします！ (2017年1月6日 22時) (レス) id: 85385fe888 (このIDを非表示/違反報告)
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