臆病子猫。【夜久衛輔】 (ページ7)

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臆病6 ページ7

青城…

『青葉城西高校、大きいね～』

真っ直ぐ体育館に向かう

「あ、音駒のマネ可愛い」

「何だろうこの悔しさ」

らっきょみたいな髪型の人たちが言った

「やっほ～君、名前なんて言うの?」

『ひいっ!?ご、ごめんなさい…』

私はその人をスルー(?)して走って行った

「及川フラれてんやんのw」

「ドンマイww」

.

「及川1本ナイッサー」

及川さんは急に真面目な顔つきになると、凄まじいスパイクをした

『…………わお』

そのまま相手の1点になってしまう

負けるな音駒…!

『さて、ドリンク作りますか』

みんな、1人1人ドリンクの好みは違う

それを丁寧に仕分けていく

『えーと…これはクロのだから少し濃いめに…』

あ、悪戯とかじゃなくてね、クロは少し濃いめがいいみたい

『よし、できた』

戻ると、音駒は1セット取られていた

『流石強豪』

皆にお疲れ、と言いながらドリンクを渡す

『はいタオル』

「お、さんきゅ」

『ん。頑張って、次は取らなきゃね』

ニッ、と笑ってみせる。

おう、といい返事をくれた皆

次セットは音駒が取ったようだ

だけどその次は…青葉城西に取られて音駒は負けた

『ドンマイドンマイ』

「次やる時は絶対負けねぇ」

「楽しみにしてるよ～
あ、"白猫"ちゃんまったね～」

『?』

白猫って私?という意味を込めて自分を指さす

コクっと頷いた及川さん

私は、ではまた
という意味を込めて頭を下げた

「早く行くぞー」

『あ、やっくん待って!』

次何処だっけ

槻木澤、だっけ…?