臆病子猫。【夜久衛輔】 (ページ21)

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番外編ー研磨の好物についてーページ21

『ねぇ、研磨』

「何？」

年上に対してもタメのこの子、孤爪研磨。

生意気に聞こえるが、バレーはすごくうまいし、体育会系の上下関係が嫌いなんだって

『研磨の好物はプリンじゃないの？アップルパイなの？』

「何でプリンなの、別になりたくてプリンになったんじゃないよ。」

染め直すのめんどくさい、と研磨は言った

『ん～…まぁ確かに』

急に金髪にしてきた時はびっくりしたなー！とやっくんが言った

「これも山本のせいだな」

「俺っすか！？」

クロがからかうようにして言うと、山本くんが少し驚く。

『目立つぞお前！って言われて、染めてきた時はビックリしたよ。
……まさか金髪にしてくるとは』

「そして案外溶け込んでいるって事な」

まぁ、と私は音駒男子バレー部員を見た

『トサカパニーニ(つまり髪の毛逆立ってる)はいるし、モヒカンいるし…あ、犬岡も髪逆立ってるよね。
案外目立たないか、そりゃ』

「むしろ山本とか黒尾の方が目立つ」

『一番目立つのはクロでしょ』

あれ、プリンからそれてる

『で、研磨ってアップルパイ好きなんだよね！』

「美味しいじゃん、朝比奈さんは何が好きなの？」

『ん～…甘いものとかなら好きだよ。』

だから、アップルパイも。と笑う

今度作っていってあげようかな

あ、明日遊ぶんだっけ

.
『研磨～、アップルパイ作ってきたよ』

「えっ」

少し目が輝く研磨、あまい香りが鼻をくすぐる

「えー、研磨だけずりぃよ。
俺もサンマの塩焼きー」

「俺もヤキソバパン…！」

「野菜炒め～」

「お、オムライス…」

「鳥の唐揚げ！」

「おいなりさん！！」

『クロ、パニーニならパン屋で買ってきてあげるよ。』

「要らねぇよ！」

てかそんな一気に言われても無理でーす、量的にも無理でーす、と笑いながら言った

野菜炒めとオムライスと唐揚げならギリギリいけるかもしれん

『信行くんは無理だもんね、海ぶどう』

「ああ」

にっこり笑った信行くん

研磨は美味しそうにアップルパイをもぐもぐ

周りもアップルパイを食べていた。

.

海さん口調分からん………(`･-･´)

途中プリンまるで関係ないww←←