今に見とけよ【鬼滅の刃】

言いたいこと ページ15

善逸side

「あーぁ。よかったよかった！愛未を選んでて」


違う。


「直ぐに乗換えるような女と付き合わなくて正解だったな」


こんな事が言いたいんじゃない


どんどん自分の考えとは真反対の言葉が紡がれていく

Aも涙を溜めて俺の話を聞いていた
だけど直ぐに怒ったような表情になった

プツン。

Aの方からなにかが弾けたような
切れたような
そんな音がした

『はぁ！？じゃあこっちも言うけど、体育倉庫で抱きしめてきたのは何！？期待した私が馬鹿だったね！ごめんなさいね！！！直ぐに乗換えるような女に抱きつくあんたも相当よ！』

期待した…？
俺の事がまだ好きだったってことか？

じゃあ今ので俺は
Aからの好意を自分から無きものにしたってことか

善「A」
謝りたくて慌てて名前を呼んだけど

荒々しくAは出ていった

＿＿＿＿顔を見たくない

そんな音が聞こえる

あー、俺。今度こそ終わったな。

でも同時にわかったことは

俺は

あいつの事が

好きだ。

あいつの彼氏が親友なんて
すげぇ複雑。

炭治郎の恋ももちろん応援したい

だけど

今更気づいたこの気持ちは
もう無駄なのか＿＿＿＿？

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