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3話【弱者と強者】 ページ4

「い、言うから殺さないでくれ!」



人気のない路地裏__1人の男が大声を荒らげていた

男の前には1人の少女、街にいる普通の少女だった。



男は何故怯える?何故拒む?__分かるのは本人だけ





「このフルオートライフル、とってもイイヤツだよねェ」


少女が手に持つのはライフル そのライフルを見ると更に男は怯える



「でもさぁ……これって簡単に入手出来るやつじゃないんだよね」


ライフルを見つめながら淡々と喋る少女



「回りくどい言い方は面倒臭いから直接言うね___これ何処で貰った?」



光のない濁ったような……希望を失ったような

白い瞳だがそう言いきれるような瞳で、少女は問う


「そ、それは……」


拒むようにそう男はいう。最後の抵抗とでも言うべきだろうか……だがそれも虚しく


「その組織に潰されるか、それとも私に殺されるか……どっちがいい?」


カチャッ__






男の額に、銃口が向けられた



「ヒィ、ヒィッ……」


男の小さな悲鳴は、空に溶け込んで消えていった


「あーもう、あと5秒ね……ごー、よーん、サーん、にー」


「わ、分かった!言うからやめろ!」


「じゃぁ早く言ってよ」


「□x◁っていう組織ん所だ、最近造られた組織で……」


「取引先」

無機質な声が路地裏に響く


「俺みたいな裏社会の商売人とかだ、後魔人のヤツらも一部やってるそうだ……」


「ふぅーん」

どこか納得したように、少女はライフルを降ろす


「情報提供ありがとねー、じゃあ______バイバイ(死ね)




_





バンッ




_





_




_

ある路地裏に、紅い血溜まりが広がった

4話【エコーボイス】→←2話【これから毎日家を焼こうぜ】



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みみのパン(プロフ) - ccさん» 有り難うございます!これからも頑張ります! (2018年1月2日 11時) (レス) id: 7acd9ff58d (このIDを非表示/違反報告)
cc(プロフ) - すごく面白いです!応援してます…! (2018年1月2日 10時) (レス) id: 3524d9e2e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みみのパン | 作成日時:2017年12月30日 17時

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