1話【蜜柑ジュース】 ページ2
スラム街
廃墟化とした家、路上には空き缶が転がっている
治安が糞以下なこの街に、一つのお店があった
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〖表:喫茶店〗 【裏:情報屋】
-
「仕事がない！」
こんなにオシャレな喫茶店で、こんなことをいう私はちょっと可笑しいかもしれない
だけどしょうがないんだ！仕事がないんだもの！
私は一応、情報屋をやっている。この喫茶店のマスターと一緒に
まぁ結構お客さんも来るし、仕事とかは沢山あるよ？ でもさァ……
「なんで全部情報とかの依頼なの！！！！！！？？？？？？？」
「五月蝿いよA」
「すいません」
なんで！私が電子機器使えないのを知ってての嫌がらせ！？
本当に意味不明、こんな世界おかしい！
「Aが使えなさすぎるんだよ、電子レンジさえ使えないのは流石に駄目だろう」
「あれは不可抗力なんだ！私は悪くない！」
「不可抗力で電子レンジが大爆発するなんて、面白いジョークだと思うよ」
「申し訳ございません」
てへっ
……コホン、それでもおかしい！なんで住所とかの依頼なんだよ！聞きこみ調査とかで出来るのにしろ
よ！私の事も考えて依頼をしてほしい！
まったく……
「はぁ……それならひとつ、お使いを頼もうかな」
「どんなお使いですかそれは！」
「これだよ」
マスターが私に見せたのはひとつの紙
否、履歴書
薄汚い小太りな男の履歴書だ
「この人から情報を貰ってきてくれ」
「処分してもいいー？」
「それはAに任せるよ、でもちゃんと情報を聞いてくるんだよ？」
「りょーかい！」
その男の履歴書をポケットの中に入れると、私のマイローブを羽織って準備オッケー！
「ちょっと寄り道するかも！じゃあいってきまーす！」
「夜までには帰ってきなさい」
嗚呼__楽しみだな！
〖被虐の魔女〗ちゃんに会えるといいなー！
【__裏の物語、開幕__】
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みみのパン(プロフ) - ccさん» 有り難うございます！これからも頑張ります！ (2018年1月2日 11時) (
レス) id: 7acd9ff58d (このIDを非表示/違反報告)
cc(プロフ) - すごく面白いです！応援してます…！ (2018年1月2日 10時) (レス) id: 3524d9e2e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みみのパン | 作成日時：2017年12月30日 17時
