検索窓
今日:18 hit、昨日:0 hit、合計:94,834 hit

温もりは人それぞれ【kn】 ページ35

.



繋がった手と手


ずっと求めていた温もりだ。


思わず溢れた笑いは幸せと少しだけ恥ずかしさを覗かせていた。


友達にも彼女にも恵まれた俺は、なんて幸せ者なんだ。


嬉しくて嬉しくて、それを噛み締めるようにそっと目を瞑った。









『コネシマ!!はよ起きんかいー!』


「んなっ、なんや!?」




突然聞こえた怒号に微睡みの中にあった意識を完全に覚醒させられた。

勢いよく身体を起こしたコネシマの目の前にはしかめっ面の俺の彼女、Aが居た。


かわええなぁ。


緩む頰をそのままに彼女を眺めていると強く頰をつねられた。

「いった!何すんのや!」

『文句言われる筋合いないんですけど!?むしろ感謝して欲しいぐらいだわ!

授業、終わったから起こしたった。あんたずっと寝てたんだからね。少しは真面目に受けなよ』


トントンくんの顔見てみろあれは覚悟して置いた方がいい。

そう言って前の方にいるトントンを指差し少しだけ顔が青くなったAに自分の背中に悪寒が走った



「ってか俺達、中庭で手繋いで座ってたんとちゃうんか」

『.......え、大丈夫?

いや、とにかくアホなこと言ってないでほら、早くご飯食べよ!お弁当作ってきたってんから』


「っ、マジで!?やった!」


『ま、べ、別にそこまで喜ばれても....味は保証せんからな!』


はい!

そういって机に置かれたお弁当を受け取りお礼を述べた。


『待って。コネシマ、ここ、寝た跡ついてる』

頰に伸びてきたAの手を、掴みそのまま顔を寄せた

『っちょ、何してっ』

そっと口付けを落とす

『んっ、』


「すまん!可愛すぎて抑え切られへんかった!」

『はあ!?.......ほんまさっきから何やの...』


顔を逸らし俯いたAの耳は赤く染まっていた


「照れてるやん、可愛い」


『場所考えろバーカ。』







ーーーーーーーーーーーーーーー

前話のコネシマさんなんか狂気的過ぎて。



中和中。

一人娘のご令嬢【os】→←←2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (57 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
228人がお気に入り
設定タグ:wrwrd , d! , 短編集
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

鬼雷 - 潮風悠さん» 受けて頂けるのですか!ありがとうございます!楽しみに待ってますね! (2020年7月12日 0時) (レス) id: 15f01a3427 (このIDを非表示/違反報告)
潮風悠(プロフ) - 鬼雷さん» なるほどなるほど、承知いたしました!リクエストありがとうございますー! (2020年7月12日 0時) (レス) id: c6e60d7221 (このIDを非表示/違反報告)
鬼雷 - 夢主ちゃんがナンパかちかんされてknさんに助けてもらって夢主ちゃんがknさんのこと気になる……みたいなのっていけますか?纏まらない文てすみません!無理でしたら全然大丈夫です! (2020年7月11日 23時) (レス) id: 15f01a3427 (このIDを非表示/違反報告)
鬼雷 - 潮風悠さん» めちゃめちゃわかります!リクエスト大丈夫なんですね!ではリクエストさせて頂きます!上に書きます! (2020年7月11日 23時) (レス) id: 15f01a3427 (このIDを非表示/違反報告)
潮風悠(プロフ) - 鬼雷さん» リクエストはいつでも受け付けていますよ。お気軽にリクエストしちゃってください! (2020年7月11日 14時) (レス) id: c6e60d7221 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2019年11月14日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。