我慢です【os】 ページ20
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『ちぇっ。忙しくたって連絡寄越しやがれバカヤロウ....オスマンさんのハゲェ....』
寂しさを紛らわそうと悪態をついてみるが、余計に胸が苦しくなるだけだった。
確かに、彼は国の外交官長として大変名誉のある、そしてその分責任感と仕事量が半端ない職業に勤めている
分かってはいるけど、でも流石に大好きな恋人と1ヶ月も会えていないのは幾ら何でも辛いもの。しかもここまでなのは初めてだった
私は城下町の一娘として、茶菓子を販売している。
早くに両親を亡くし、今は祖母と可愛い年下の従業員と三人で経営している小さな店だけれど、総統直々に注文も受ける事もあるくらいの有名店になった。
そのきっかけを作ってくれたオスマンさんとの出会いは本当に突然で、オスマンさんが休暇を利用してこの店へ訪れた。
そこから結構な頻度で来店してくれるようになり、終いにはお茶に誘われ、買い物に付き合ってもらい、お城へ招待もされた
一町娘の私がそんな、と何度も断るが流石外交官長様。あれよあれよと丸め込まれ結局「はい」と返事してしまう。
そして、彼から告白を受けた
嬉しさと驚きとが混ざり合いバカみたいに泣いた私を優しく包み込んでくれたオスマンさん。あの日を思い出すのはとても恥ずかしいけれど、でも、大好きな彼から想いを告げられた大切な記念日でもある。
その記念日が、今日なのだ。しかし、待てども待てども連絡は来ず、遂に閉店の時間になってしまった
「Aさん、どうします？お店本当に閉めちゃっていいんですか？？」
『ああ....うん、もういいや。流石にこれ以上は貴女にも迷惑かけちゃうし。店前の看板、中に入れてもらっていいかな』
「..........まあAさんが良いならそれでもいいんですけど。」
遠慮気味に店の外へと去っていったこの店唯一の従業員を見送った後、店の中のテーブルやイスを拭こうとタオルを濡らしに行く
と、その時
従業員のリゼが慌てた様子で店へ入ってきた
「Aさん！！！ああああ、ああの！！」
『どうしたの。看板は？』
「それどころじゃなくって！！オ、オオオスマンさんが、Aさんまだ居るかってここに！」
『え』
ｶﾞﾁｬ
入り口のドアがゆっくりと開いた
そこから入ってきた人物は、彼女の言う通り、私がずっと待ち焦がれていたオスマンさんが、軍服のまま店へ入ってきた
「久しぶり、A。遅なってごめんな」
『オ、オスマンさん....本物だ...』
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鬼雷 - 潮風悠さん» 受けて頂けるのですか！ありがとうございます！楽しみに待ってますね！ (2020年7月12日 0時) (
レス) id: 15f01a3427 (このIDを非表示/違反報告)
潮風悠(プロフ) - 鬼雷さん» なるほどなるほど、承知いたしました！リクエストありがとうございますー！ (2020年7月12日 0時) (レス) id: c6e60d7221 (このIDを非表示/違反報告)
鬼雷 - 夢主ちゃんがナンパかちかんされてknさんに助けてもらって夢主ちゃんがknさんのこと気になる……みたいなのっていけますか？纏まらない文てすみません！無理でしたら全然大丈夫です！ (2020年7月11日 23時) (レス) id: 15f01a3427 (このIDを非表示/違反報告)
鬼雷 - 潮風悠さん» めちゃめちゃわかります！リクエスト大丈夫なんですね！ではリクエストさせて頂きます！上に書きます！ (2020年7月11日 23時) (レス) id: 15f01a3427 (このIDを非表示/違反報告)
潮風悠(プロフ) - 鬼雷さん» リクエストはいつでも受け付けていますよ。お気軽にリクエストしちゃってください！ (2020年7月11日 14時) (レス) id: c6e60d7221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠 | 作成日時：2019年11月14日 23時
