【d!】幼馴染と社畜OL 【番外編】 (ページ6)

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書記長を手伝う［高校］ページ6

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いきなりだけど、トントンは苦労人だ

私はそう思う

いや、誰だって日頃のトントンを見ていればわかるだろう

ここ最近、彼を悩ませている事がある

それはこの書類の山だ

私が風邪で2日休んだだけでこんなに溜まるとは、生徒会(トントン以外)は何をやってるんだ....？！

目の前には限界突破したトントンが白目をむいて現実逃避をしている最中だった

『あ、あの、書記長様。お手伝い致しましょうか？』

tn「そんなん言ってくれるの、お前だけやわ...」

死にそうな声でゆっくり身体を起こした彼は薄く笑みを見せるとごめんなあ、と言いながら私がこれから担当する書類を渡してくれた

『私おらんかったらどうしてたん』

tn「いつも通り下校時間ギリギリまで残って、朝イチに来るけど。」

そう言った彼の目には光など一切差していなかった

そんな彼を見て、私は一つの提案をした

『......うん、じゃあこうしよう。
毎週金曜日、手伝いに来るよ。その時に書類溜まってなかったら一緒に帰ろう。』

tn「え....？ええんか？」

『うん。むしろこっちが心配で禿げちゃうからw
それに、金曜日はいつも暇だしね！土曜日に提出なんやろ？書類』

tn「そう。
いやあ.....すまんな、ほんまありがとう。」

『ううん。全然大丈夫やで！』

tn「今度絶対なんか奢る。」

『ヤサスィ』

それからすぐの事、あまりにも怠惰な生徒会メンバー(主に鬱、コネシマ、ゾム、シャオロン)には疲労困憊なトントンに変わりAからの怒りの鉄槌が下されたらしい。