【d!】幼馴染と社畜OL 【番外編】 (ページ4)

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私のケーキが無くなった［高校］ページ4

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『はい、集合』

いつもよりも深く刻まれた眉間のシワ

そして今にも人を殺しそうな目をしながら仁王立ちで腕を組んでいるA

昼休み

生徒が待ちに待ったお昼ご飯を食べる時間

そんな中で事件は起きた

Aが家から持ってきていたショートケーキがお昼休みの時点で無くなっていた

腐らないように保冷剤を敷き詰めて、崩れないよう紙袋に入れ慎重に通学してきた

その努力とケーキが食べれるというわくわくを捻り潰した犯人を探している

とりあえず同じクラスである、

トントン、グルッペン、ゾム、コネシマ、ロボロの五人を集めた

tn「どうしたんや？」

『罪のない人はごめんなさい。

全員正座お願いしても良いですか？』

kn「な、なんでや」

『......私のショートケーキが無くなりました。犯行時刻は二時間目と三時間目の間の休み時間から昼休みが始まる時間までです。
そして、一番、犯行がしやすい同じクラスのお前らを集めたわけです。はい。』

rb「なるほどな.... まあ疑うのも無理ないし正座はするわ」

zm「これは収まらなさそうやし」

kn「怖いわあ...」

gr「......」

『心当たり、又は目撃証言などありますか？ここは正直にお願いします』

tn「俺は全くない。確かに今日Aがケーキ持ってきてるのは聞いてたけど」

kn「俺も知らんなあ。ってか犯人はゾムかグルッペンかロボロかオスマンの中やろ！」

rb「なんやねんお前！俺ちゃうわ！」

zm「俺もちゃうで！？でも、今日の三時間目の休み時間？ぐらいかな。Aがトイレ行ってる時にオスマン来てたで。お前の席に」

kn「あ、それ俺も見た！
Aトイレやでって言ったら

“うん知ってる”って言ってた！」

『ほんま？』

kn「おう！シャオロンもおったから聞いてみたらええ！」

『グルッペンさんは、』

gr「......俺は何も知らん。というか毎休み時間生徒会室に行っていたぞ」

『証人は』

彼は上げていた顔を下に向けて言った

gr「.....オスマン」

『分かりました。グルッペンは私と一緒に来てください。今からオスマンの所へ向かいます』

kn「お、俺たちは？」

『いきなりごめん。もう大丈夫です』

申し訳なさそうに微笑みグルッペンの腕を掴んで大股で教室を出て行った

tn「俺も行っていいかなあ」

zm「ええやん！いこーぜ！」