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three ページ4

真「君は人を殺した。」



 『えっ…』



真「3歳の時におもちゃを買ってもらえなくて
  母親を包丁で刺殺」


真「その後近所のスーパーへ買い物へ行っていた父親が帰宅し、
  その光景を見てパニックになり、君を殺そうとした」



真「父親の叫び声を聞いた近所の女性が警察に通報し
  父親が署に連れて行かれる」



真「警察は強盗の線も探ったが、金品が盗まれていないため
  殺人と処理し、犯人を被害者の夫である君の父親と断定し、逮捕」


真「容疑を否認していたこともあり、懲役18年が課せられた」




 『でも…でも…私のお母さんとお父さんは優しくて、仲良しで…』




真「それは僕たちが働いている研究所の職員だよ」




 『研究所の…職員…?』



真「そう。ちなみに僕も彼方さんも棗も
  君に親しかった人み〜んな研究所の職員」




 『じゃ、じゃあ真冬は私のこと…』




真「もちろん、好きじゃないよ」



 『じゃあなんでこんなことをっ…!』



真「僕たちは君を研究しているからだよ」




 『私を研究…?』




真「そう、僕たちの研究所は物心付く前に
  悪事を働いてしまった子たちに
  2度とそんなことを起こさせないようにしているんだ」




 『じゃあ今まで生活はなんだったの…?!』



真「それはね…」

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作者名:SIMカードが刺さらない | 作成日時:2020年5月17日 11時

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