eighteen ページ19
棗「なんでここにいるの…?」
『棗に謝りたくって…』
棗「A…」
棗「立ち話もなんだし、とりあえず入って!」
『急に訪ねてきたのにごめんね、
じゃあ、お邪魔します』
棗「あ、忘れないうちに言っておくけど
職員が住んでる部屋の鍵は勝手に開かないからね?」
『え、バレてた?w』
棗「うんwwwww」
そのあと、2人で大笑いした
『はぁっwww
久しぶりにこんな笑ったかも!』
棗「わしも!ありがとな!」
『ううん!』
『改めて言うね、
あの時は本当にごめん。』
棗「わしも、ごめんな。
Aに傷ついてほしくないって思ってたら
口調が強くなっちゃった…。」
『私が傷つく…?』
棗「うん。」
棗「わしも、昔は辛くて辛くて
逃げ出したいって思っとったんよ。」
棗「でも無理やった。」
棗「そこで気付いたんよ。
希望を持つから辛くなるんやって。」
彼女の瞳が青く見えた
悲しみと憎しみが入り混じっているからかもしれない
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作者名:SIMカードが刺さらない | 作成日時:2020年5月17日 11時