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マネージャーからはいと渡されたのは、ビニールの袋。中身を隠す気がない所も、長年付き合ってきたヒョンだからこそ、そのらしさにいつも笑ってしまう。

サプライズ感も何も無いじゃん。いつもの事だけどさ

でもせめてビニールの袋だけは、やめて欲しかったのは切実な願望ではある。

いつもみたいに、ライブ配信をしながら、貰った誕生日プレゼントを開封したり、ケーキを少し食べたりしながら、ARMYのコメントを読みつつ答えつつ。そして食べつつ。

日本にいるヒョンは、明日は俺の誕生日だと言うのに日本での仕事で日本にいる。ヒョンの故郷で生まれた国。

いいなぁユンギヒョンとジミニヒョン。ヒョンのおじいちゃんとおばあちゃんに会えてるし。泊まりもして、なんか楽しそうな事してた。俺も日本に行けばよかったな。

なんて、誕生日の日に過去の事を羨んでもしょうがないけど

_ジョングクの愛しのAはー？

JK「あー、皆知ってるでしょ？
ヒョンは今日本にいるんだよ」

_誕生日プレゼントはなんだったの？

JK「んー…秘密笑」

長年一緒にいても、よく分からない事が偶にある。それを言葉にする事がヒョンは苦手で、伝え様とする姿勢はあるけど、途中で迷ってしまえば直ぐに辞める。

ヒョンと関わると、伝える事って確かに難しいなぁって思って、俺もその考えに至れば、気付けば永遠とヒョンの言葉を待ってる。だからなのかここ最近気付いた事は、ヒョンが口にして伝えてる事が多くなった気がする。

長くはならず、短い言葉で

JK「あ、枕だ」

あ、声に出てた

まぁいいや。しかも…うわー、寝心地絶対良い奴。手触りだけで分かる。めちゃくちゃ良い奴。ヒョン、ありがとうございます。

ヒョンもこれ使ってんのかな。寝室までは行った事ないけど、和さんがいつもいるクッションは、こんな感じの寝心地良さそうなのだった。

猫ってツンデレが多いって聞くけど、あれは迷信だなってのはヒョンの和さんと関わってよくわかった。育て方っていうか関わり方によって違うやつだな。

和さんはヒョンに似てる。誰にでも優しいし、多分ヒョンの知り合いの人だから安全って言う認識があるのか、俺にもゴロゴロ鳴らして懐いてくれてるし。

JK「そう言えばバムにはまだ合わせてないなぁ…。
タナとホリーとは仲良いけど、仲良くしてくれるかな」

ヒョンの子だから、仲良くしてくれると思うけど。夏也ヒョン達みたいにツンデレを発揮しなければいいけど。

いや、夏也ヒョン達にツンデレを発揮するのは、あれは和さんの完全なる嫉妬なんだけどね。

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