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──忘れられない空がある──
Another Sky

《今夜のゲストは、世界にその名を轟かせている韓国のボーイズグループ、BTSのメンバー》

【晴れてる…、暑い…】

Dalこと三日月A
ANOTHER SKY
アメリカ/ロサンゼルス

今では世界にその名を知らない人は居ない程に、"Kpop"と言うジャンルから"BTS"と言うアーティストを広め、その中でもDalはドラッグシンガーと言われる程、その歌声に心酔。

今やKpopを牽引する彼らは今年、デビューして10周年を迎える

そんな年に、BTSと言うグループは一区切りの大きな"休暇"として、個々としての道を歩んでいる。

Dalとして、また、1人の三日月Aと言う人物として、彼はここで何を見るのか。

【…ここは、僕としてもBTSと言うグループとしても、

修行した土地です】

2013年6月13日、当時小さな芸能事務所
Big Hit Entertainmentから初のボーイズグループとして誕生。当時Dal以外のメンバーは韓国出身者。だがDalだけは、国籍は韓国にあるものの出身は日本。

BTSのメンバーの中でも、随一に"言葉"に敏感なDalに降り掛かる言葉の数々。

【どんな言葉も、耳にして目にして、
その度にメンバーから耳や目を遮られてましたね…】

ここ、アメリカの思入れの地ロサンゼルスでは、メンバー最年少のJUNGKOOKと共にダンス留学。デビューして一年後の2014年には、武者修行の為メンバーと共にHIP HOPを学んだ。

その中で、当時の事をDalは三日月Aとして振り返る

【横並びに追いつくのに、焦燥感でいっぱいで…、
正直、ついて行くのに必死でした。

でも、歌うのも踊るのもメンバーがいたから楽しいと思えてて

それでもやっぱり、メンバーよりかは劣っているからこそ、
自分らしくって言う表現の仕方がよく分からなくって】

メンバーが口を揃えて言う程のネガティブな気持ちを持つDal

苛立ちも積もれば、どうしても足並みを揃えられない事に焦燥感が膨れていく。自分らしさを表現するのにも、その表現の仕方が分からなくて、時に人目を憚り涙する事もしばしば。

それでも、彼を見つけてくれるのはいつだってメンバーだった

それは、当時彼等にみっちりHIP HOPの技術を叩き込ませた、プロデューサーのCoolioさんは、こう語る。

"彼は凄く繊細な子だったね。それは今でも変わらないけど、
だけど出会った頃の方がもっと酷かった笑"

「"そう？"」

"うん笑"

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