Dal _172 ページ22
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TH「あ、すげぇ、星綺麗」
「うん」
Aは、凄く凄く奥手。好きなんだろうなって、誰しもが分かる様な雰囲気を出すけど、多分きっと、それはメンバーにしか分からないかもしれない。でも最近だったらAも友達が出来てきてるから、段々とメンバーしか分からないものが無くなってきてて、それが少しだけ寂しく感じる。
猫を預けてる時点で、きっとARMYも勘づいてるかもしれない。だから、少し話題になってしまうと、俺みたいになっちゃうかもしれない。
必ずしも認めて欲しいとか、そう言うのじゃない。だけど、奥手ながらに、自分のペースを保ちながら、決して相手を振り回さないAの姿や雰囲気を見ると、なんかね、凄い微笑ましく思う事を知って欲しいだけ。
TH「Aはさ、告白とかしないの？」
「んー…」
TH「俺の報道の事とかは気にしないでね？」
「少しだけ気にした」
TH「んふ笑知ってる笑
ヒョンはいつだってAの味方だからねー笑」
「…うん笑」
TH「俺ね、Aの時間の使い方好きだよ」
「俺もヒョンの性格好き」
TH「俺のlikeじゃなくて、相手にはLoveを伝えるんだよ？」
「ふふ笑はーい」
寄りかかった肩からAを見れば、薄らと残る手術痕。痛々しそうに見えるその傷跡だけど、これでも少しは薄れたんだって。病院嫌いのAが一生分をかけて頑張った跡。
病院嫌いで、薬嫌い。だから俺達がAのお医者様になった。そんな、今となっては懐かしくなってしまった頼み事。俺たちが医者なら、Aの好きな子はナースなのかな。
…え、だってそうだよね？そうなるよね？
「ねぇ、ヒョン」
TH「ん？」
「俺ね、好きな子いる」
TH「んふ笑どんな子？」
「星みたいな子」
TH「唯一無二な子だね」
月と星か。なんかいい組み合わせ。夜空みたい
夜空かな。2人とも髪の毛の色黒だし。そもそもAは染めた事ないから、黒って言うより茶髪に近い黒。焦げ茶かな。少し癖毛があるけど、そんな所も含めてのA。
俺を撮るよりも、A達を撮ればいいのに。この2人のほのぼのしい雰囲気を共感して欲しい位。あーでも、ダメだ。やっぱりダメ。A達のほのぼのしさを感じられるのは、まだ、まだね。まだ俺達だけが知っていればいい。独占させて。
あちらのファンにも、ARMYにもまだ申し訳ないけど。いつか撮られてしまったら、きっと皆分かると思う。だから、それ迄はね。俺達だけの秘密。
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作者名：RIKU
| 作成日時：2022年8月16日 15時
