Dal _169 ページ19
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ポタッポタッと、指定された間隔で垂れる水滴を唯々呆然と見る。今日はユンギヒョンと病院に来た。
2022年が終わろうとする12月の寒い冬。いつものマネヒョンの運転で、病院に連行された俺と、それに着いて来たユンギヒョン。ジニヒョン送り出した時に言われた事が、こうも早く起こるなんて、迅速的でいいな、なんて思う。
特になんてないんだけど、点滴だけと言う事で、腕に針を刺されたまま、何時間も経過していく。
眠たくなってきた
SG「これ終わったら実家？」
「ん？うん」
SG「んじゃ俺も行っていい？
色々貰ったから、お礼を言いに行きたいんだけど」
「特に気にしてないですよ、うちの家族」
SG「それでもいいから」
「はーい」
SG「Aさ」
「んー？」
SG「上手くいってんの？」
上手く…上手くかぁ…。付き合ってるとかじゃないあの子の話をしてくるユンギヒョンが珍しいなんて、俺は今思ってる。ただ、友達が少ない上に、異性との関わりもあまり持っていないから、メンバーさんと共に、個人的な贈り物も送ってたりする。偶にだけど。
それに対して、メンバーさんやご本人から、個人的な通知が来るだけで、特になんて、ないと言われれば無いんだろうし、あると言われればあるんだろうな。
俺もよく分からないけど
「付き合ってもないですよ」
SG「まぁ、ゆるっゆるだもんな、性格似た者同士で」
「気が強いって言われがちの韓国人女性が、
偏見の言葉に聞こえてきますね」
SG「性格は人によるものだろ」
「世界共通ですね」
SG「一部でAが紹介したとか言われてたな」
「どっちも紹介した事無いんですけどねぇ。
あちらさんの話は聞くけど、
こっちのメンバーの話はしないですし」
SG「しねーの？」
「はい」
SG「ふーん」
「特に話す事がないだけで、
あちらさんが振って来る事は偶にありますよ」
SG「ふっ笑Aの中で俺ら話題性ゼロかよ笑」
ゼロって訳じゃないけど、面白い話は多いにあるのは確か。だけど、それら全てを話す事も、態々自ら話す事もない。よく話す人達だし、よく笑う人達で、明るい人達だから、聞いてても飽きない。
事の出来事を、あまり公で話す事がないからなのか、明るくて楽しそうに話す人達の話を、唯々聞いて、堪えきれず笑ってしまったりする事もあるのが、何気に一連の流れだったりする。
「話を聞く分は楽しいですよ」
SG「俺たちの話は？」
「ただしないだけです。
面白い話は沢山あるけど、どれ話したらいいか迷うだけ」
SG「そう言う事にしといてやるよ笑」
「えー？笑」
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作者名：RIKU
| 作成日時：2022年8月16日 15時
