お酒の力 ページ10
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やってしまった…
そう後悔はあまりしていない。
それは俺とAが付き合っているからで
その内そういうものはあるものだと思う。
「んーっ！美味しっ」
ﾕﾝｷﾞ「うんㅋㅋ」
「ゆんちゃんお疲れ様」
ﾕﾝｷﾞ「ありがとう。
Aもお疲れ様」
「ふふっㅎㅎ
お疲れ様会だね
2人だけだけど」
ﾕﾝｷﾞ「まぁいいじゃん」
ポップイン･アラジンの
照明プロジェクターからは
搭載された動画が流れて
それを見ながらお酒を嗜む
「んー」
ﾕﾝｷﾞ「眠たい？」
「んーん、そんな事ない」
Aはアルコールが回れば
そこまで弱くはないけど
だけどアルコール特有の回りがあって
こうやって甘えてくる。
猫みたい…
可愛いけど
ﾕﾝｷﾞ「A？」
「んー？」
ﾕﾝｷﾞ「もうお終いにしよ？」
「…ゆんちゃん飲む？」
ﾕﾝｷﾞ「ゆんちゃんももうお終いにする」
「そっか」
目がトロンっとなって
顔色こそ変わってはないけど
確実に酔っ払ってはいる
体温は少し暑いけど…
それでも目の前の映像は
かなりいい雰囲気となって
海外映画特有の濃厚なシーンが流れ出す。
チラ見でぬなを見れば
平然とした表情でそのシーンを見てて
それがちょっと悔しくてキスをする
「ゆんぎ？」
舌足らずで呼ぶ名前も
「んっ」
キスをすれば出てくる声も
「ゆんぎっ」
察して首に回す腕も
全部が全部愛らしくて
大人なのにも関わらず
大人の階段を登ってる気がする
「ゆんぎっっ」
ﾕﾝｷﾞ「かわい
好きだよA」
「うん、
私も好き」
言えば答えてくれる
それも欲してるその言葉を
耳にダイレクトに聞こえてくる声は
何度聴いても落ち着かなくて
それでいてどんどん欲に誘われていく
赤く残すキスマークも
海外映画みたいに濃厚なキスも
目を合わせて笑ってしまうのも
それも全部はお酒の力
「まっしろ」
ﾕﾝｷﾞ「Aもね」
「ふふっおそろい」
ﾕﾝｷﾞ「可愛すぎかっ」
#お酒の力
#君に酔いしれる夜
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作者名：RIKU
| 作成日時：2016年4月24日 16時
