出られない

3※ ページ3

小さな体はふきとんだ


紙風船のように



｢ゴッ



暴.力は加速する




爆発する 火のような怒り



『いたい やめて凜空くん いたい』



｢ゴッ ドッ



『許して』



｢ジュウウ




『あついあついあつい』



『ごめんなさい ごめんなさい』

｢ズズズズ..



『凜空くん もうしないから 逃げないから』



膨れ上がる 支配欲



『許して 凜空くん』




『大好きだから 凜空くんのこと大好きだから』




『り』

｢ごぼ



麻薬的な 万能感


『カリ… カリ…

凜空｢ニヤッ





そして 壊れる



凜空｢あ｣



｢ゴッ



｢ドサッ



『…………』





凜空｢動かない…ま、いいか
階段から落ちたくらいじゃ、人は死なないし｣




凜空｢Aちゃんが悪いんだよ。
僕から逃げようとするから｣



凜空｢だから、こんな目に遭うんだよ｣

4→←2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す