『PSYCHO-PASS』シビュラに見放された執行官

☆番外編　一夜の日常 ページ40

「ん〜…‥!!!今日は非番かぁ〜‥」

なんだか久しぶりの休日のような気がする。

常守監視官が入って来てから少し慌ただしかったからな…

一昨日のグレイスヒルでの事件も結局すんなり解決、とはいかなかったし。

「ま、退屈なのよりは全然いいんだけどね」

でも今日は何をしようかな…？

自室にある本は殆ど読み切って飽きてきちゃったし、かと言ってゲームをする気もないし‥

「ゆっくりお昼寝するのも偶にはいいかな♪」

そうして私が眠りに就くのは５分とかからなかった。

〜数時間後〜

「ん…今何時だろ‥？」

時計を見ると５時43分と表示されていた。

「もう５時か…よく寝たなぁ。でも…」

不思議な夢を見た。

私はとある世界に居た。

そこは今よりずっとずっと昔の江戸時代。

その世界の私は執行官なんかではなく、何か…とても大きな組織に居た。

その組織ではとても忌まわしい物を破壊する為の組織みたいだったけど…

いざ、その忌まわしい物と対峙したと思ったらべつの世界に移ってしまった。

次の世界は昭和…だったのかな？

そこでの私は今みたいにルールで縛られることはなく、普通の…ごく普通の中学生として学校に通っていた。

…凄い痛んでたけど。

その世界で何かとても大きな過ちに気付いた後、私は私の世界に戻った。

「不思議な夢‥」

まぁ夢は夢見なんだから別に深く考える必要はないよね。

それから私は明日の仕事に備える為に、必要最低限のことだけやって再び眠りについた。

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