♯22 実戦 ページ25
「「「ギノさん!!!/宜野座監視官!!!」」」
「あははははは!死んだ!殺した!私が!…嫌ぁぁあぁ!死なないで下さい!どうして…!」
真希さんの様子がおかしい…
でも今は宜野座監視官の方が優先だ!
私達が宜野座監視官に駆け寄るとハッキリとした声で返答してくれた。
「クソ…大丈夫だ。怪我はしていない。だが…」
良かった…
怪我一つしていない。
無事のようだ。
「良かった…無事なんですね!?なんで死んでないのよぉ!?なら…何度でも殺ってあげるわぁ!!?」
でも…こっちは大丈夫じゃない。
二重人格……?
宜野座監視官を心配する真希さん、殺そうとする真希さん。あまりにも感情がバラバラ過ぎる。
「俺は大丈夫だから…早く湖里真希を確保しろ!ドミネーターが使えない以上少々荒っぽくなっても構わん!」
「あははははは!私を確保ぉ?そんなの出来るわけないじゃなぁい?それ!死んじゃえぇ!!!」
パァン!と乾いた音が2回室内に響く。
しかしそれは誰に当たる訳でもなく外れる。
「ちっ…!一夜ちゃん!真希ちゃんの後ろに周りこめるか!?」
「私が援護する」
出来るかどうか分からないけど…
「やってみます!」
彼女が持っている拳銃はリボルバー式…
ならば後、2〜3発で弾が切れるはずだ。
予備の弾があったとしても…
弾込めに数秒のラグは生じる!
「あれぇ?3つに分かれて私を捕まえるつもりぃ?ならやってみなよぉ!」
…今の真希さんは私達を殺すことしか頭にない。
「ほらほら真希ちゃん!かかってこないの?」
あからさまな挑発。
でも今の真希さんなら…
「あはは!そんなに殺されたいのなら君から殺してあげるよぉ!」
パァン!
「秀星さん!」
「あっぶねぇ…!」
どうやら外れたようだ。
「湖里真希!今すぐ銃を下ろせ!さもなければ撃つ!」
次に弥生さん。
ドミネーターは使用できないからハッタリだろう。
「君が撃つ前に殺してあげるよぉ!」
パァン!
「相手を撃つのならちゃんと照準を定めなければ駄目」
これも外れたようだ。
見た感じ命中率は低いが…
それでも油断はできない。
「ひ…こ、殺さないで……」
尚もドミネーターを構える弥生さん。
でも…真希さんが失念している今がチャンスだ!
「む…ぐ…!?」
「ナイス一夜ちゃん!…ってえぇ!?」
なんという力だろうか。
あんなにガッシリ掴んでいたのに振りほどかれた。
「アハ…シンジャエ」
恐らく最後の一発であろう弾丸が秀星さんに放たれた。
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明里香(プロフ) - 34話、常森じゃなくて、常守です。 (2022年10月19日 6時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 33話、変わりにじゃなくて、代わりにです。 (2022年10月19日 6時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 30話、爆死じゃありません。ライターによる引火が原因なら焼死です。 (2022年10月18日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 29話、常森じゃなくて、常守です。 (2022年10月18日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 27話、常森じゃなくて、常守です。2箇所もあります。 (2022年10月18日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シロリス | 作成日時:2013年3月17日 22時