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♯18 不快感 ページ21

場所を移して私達が居るのは社内の食堂。

まだ12時にはなってないがもう昼休憩の時間らしい。

その為食堂は私達以外にも社員の人で一杯だった。

「──それで一夜さんは普段どんなことをしているんですか?」

今は仕事の話は置いて日常的な会話をしている。

サボり…じゃないよね?

「私は紙の本をよく読んでいます」

「へぇ…今じゃ紙の本は珍しいですよね。どんな種類の本を読んでいるんです?」

「心理学書が多いですね」

「心理学書ですか〜…なんでまた?」

ん〜…

グイグイ来るなぁ…

会話が途切れなくて楽しいけど。

「なんて言うんでしょうか…今の時代シビュラシステムに頼りきって隣の人のPHYCHO-PASSが濁ってなければ安心してしまう…って感じがあるじゃないですか」

「うん」

「でも…実際はPHYCHO-PASSが濁ってなくても急に濁って襲われたら─って考えたら少し怖くて。だからちょっとでも相手の事が分かったらなーって思って読んでます」

「そっかぁ…よく考えたらそうですよねぇ…‥今回の事件だって誰もPHYCHO-PASSは濁ってなんか無かったのに‥」

PHYCHO-PASSが濁ってないのなら誰も分からな──

!?

「ちょっ‥!亜紀さん!PHYCHO-PASSが誰も濁ってないってどういうことです!?」

「え‥と、本社では1ヶ月に一度社内でPHYCHO-PASSの色相チェックをします。それでそのPHYCHO-PASSの情報は公開してもいいって人だけ全体に公開するんです」

なんだろう‥?

この気分が悪くなるような不快感は…?

「今月は…毎回そうなんですけどお互いがお互いに不信感を持たない為の意識が強いのか全員が公開を許可しました。それで…」

PHYCHO-PASSの濁った人間は居ない。

にも関わらず殺人は起こった。

考えられるのは1つしかない…。

「あの…どうかしましたか?」

「亜紀さんありがとうございます。恐らく午前中には犯人は捕まるでしょう」

「本当ですか!?」

「はい」

私の考えが間違ってなければそろそろ志恩さんから連絡が入るはず。

私の予感は的中し、志恩さんから連絡が入った。

一部のデータが隠蔽されていた…と。

♯19 確信→←♯17 友達?



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設定タグ:PSYCHO-PASS , シロリス , 監視官常森朱   
作品ジャンル:アニメ
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明里香(プロフ) - 34話、常森じゃなくて、常守です。 (2022年10月19日 6時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 33話、変わりにじゃなくて、代わりにです。 (2022年10月19日 6時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 30話、爆死じゃありません。ライターによる引火が原因なら焼死です。 (2022年10月18日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 29話、常森じゃなくて、常守です。 (2022年10月18日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 27話、常森じゃなくて、常守です。2箇所もあります。 (2022年10月18日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シロリス | 作成日時:2013年3月17日 22時

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