♯17 友達？ ページ20
「さて…これからどうしようかな…」
志恩さんにデータを送ったはいいが…
いざ社内をうろつこうにもそれこそ社員の人の邪魔になる。
そうやってどうしようか考えていると１人の女性に声を掛けられた。
「あの…執行官の方ですよね？何かお飲み物をお持ちしましょうか？」
最初に社長室へ案内してくれた人だ。
私は彼女の好意に甘えることにした。
「お願いします」
そうやって彼女が運んできたのは紅茶だった。
うん。
美味しい。
「ありがとうございます。とても美味しいです」
「そう言って貰えると私も嬉しいです」
彼女が微笑む。
…悔しいけど可愛い。
「…捜査の方はどうです？何か分かったのでしょうか」
う…
正直な所私には何も分かっていない。
宜野座監視官に外されちゃったし…
なんて言おうか？
「…まだ何か決定的な証拠が見つかった訳ではないので何も言えません」
嘘ではない。
事実その手の証拠は志恩さんの鑑定待ちなのだから。
「そう…ですか…‥」
酷く残念そうに俯く。
彼女にとって害者はどのような人物だったのか。
少しそれに興味が湧いた。
「…あなた…？え‥と？」
年上に向かってあなたは失礼だ…！
よく考えたら名前も知らない‥
私が慌てているとクスッと笑って彼女は自己紹介をしてくれた。
「私の名前は補杜亜紀(ほもりあき)と言います」
恥ずかしい‥
顔が赤くなるのをこらえて私も自己紹介をした。
「私の名前は霧原一夜です」
「そう‥一夜さん…でいいのでしょうか？」
「はい。問題ありません」
「しっかりしてるんですね。私の事は好きに呼んで下さい」
中々に社交的な雰囲気を持つ人だ。
さっきまで堅苦しい空気、口調だったのにお互い友達と喋っているような感覚を覚える。
…こういうのは好きだな。
「それでは亜紀さんで」
「はい！短い間ですが宜しくお願いしますね一夜さん！」
完全に話し方が変わった。
これが亜紀さんの本来の接し方なのだろうか？。
でもこの方が話しやすいし堅苦しくない。
亜紀さんとは仲良くなれそうだ。
そんな事を考えつつ場所を移動して色々と会話を始めた。
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明里香(プロフ) - 34話、常森じゃなくて、常守です。 (2022年10月19日 6時) (携帯から) (
レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 33話、変わりにじゃなくて、代わりにです。 (2022年10月19日 6時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 30話、爆死じゃありません。ライターによる引火が原因なら焼死です。 (2022年10月18日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 29話、常森じゃなくて、常守です。 (2022年10月18日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 27話、常森じゃなくて、常守です。2箇所もあります。 (2022年10月18日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シロリス | 作成日時：2013年3月17日 22時
