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ゆあと私は事前にダンスの動画を見ながら言われていた曲を覚えてきていたけれど、
実際その場に立ってのフォーメンションなどしてみると、頭がごちゃごちゃになっていった。
ス｢１回休憩挟もっか｣
ゆ｢やっぱ実際にやってみると難しいね｣
｢頭ごちゃごちゃなってきた｣
｢とりあえずトイレ行ってくる｣
ゆ｢うん｣
トイレに行くために廊下を歩いていると
？｢おい｣
後ろから声をかけられ振り向くと
毅がいた
｢何ですか？｣
毅｢いろいろ…聞きたいことありすぎる｣
毅｢なんで……｣
｢自分のためにこのオーディションを受けた。それだけ｣
毅｢え…｣
｢毅がこのグループにいることも分かってたし、正直…迷った、だけど私はこの世界で生きていこうって決めたの｣
｢だから、このグループに入るって決めた時から、毅との過去は忘れるって、なかったことにしようって決めたの
もしかしたら、毅からすればもう私との思い出なんてとっくになかったことになってるのかもしれないけど…｣
毅｢そんなことない…そんなわけないだろ…｣
小声で毅が呟いた
え…
｢なんで毅がそんな顔するのか全然わかんない、振ったのは毅なんだよ、｣
｢好きな人ができたって…言ったんじゃん…
あの時本当に辛かった。別れたあともずっとずっと毅のことを思ってた。自分に自信なくなって…でも、もうそんな自分じゃだめだなって思ったの。｣
｢あの苦しんでた時には戻りたくない｣
｢私たちは何も関係がない、オーディションの時に初めて会った。そうしよ。｣
毅｢｣
｢じゃあ｣
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作者名：niki | 作成日時：2019年9月27日 19時
