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第23話 ページ24

「ねぇ、何する?」





そう、部屋に来た半兵衛様が言った。





なぜ半兵衛様が部屋にいるかというと、秀吉様にいつでも守れるように、と言われたからだそう。





『特に何も無いんですよね…半兵衛様はなにかやりたいことありますか?』





そう言うと、半兵衛様はぷく、と頬を膨らませていった。





「その様付けと敬語…なんか、距離感がある!僕は敬語も様付けもしてないのに〜。」





え、これは難しい提案だ。




『でも…いいのですか?』





「うん!友達になろうよ」





友達。私がずっと欲しかったもの。




私は案外扱いが簡単なのか、すぐに頭の中で呼ぶ練習をした。





(半兵衛くん、半兵衛くん、半兵衛くん…大丈夫かな)




『は、半兵衛くん…?』




「なーに?碧珠」




『………友達って、今迄いたことが無かったから…すごく嬉しい。ありがとう、半兵衛くん』




「っ…う、ん…。僕、初めての友達ってこと?」



嬉しそうに聞いてくる半兵衛様…半兵衛くんに、肯定の意味で頷いた。





私が頷くと、半兵衛くんは私の両手を自分の両手で包んだ。





「じゃあ僕が碧珠の初めての友達なんだね!やった〜!」





どうやら喜んでくれたらしく、可愛らしく喜ぶ半兵衛くんに私も頬が緩んだ。






『初めての友達なので、色々教えてね?半兵衛くん』






「もっちろん!」







ああ、幸せだな。









部屋にあるお花がゆらり、と揺れた気がするーーーーーー。

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マスラ - 初めまして!とても面白いです!続き楽しみにしています。更新頑張ってください!(*^_^*) (2019年2月9日 17時) (レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
奏琉斗 哀 - コメントありがとうございます。そうですよね、秀吉、私も好きです^^* (2018年10月20日 18時) (レス) id: ddcd85e1ba (このIDを非表示/違反報告)
奏琉斗 哀 - ニャン武士(^・x・^)さん» ありがとうございます。遅くなりますが、この後投稿させていただきます。 (2018年10月20日 18時) (レス) id: ddcd85e1ba (このIDを非表示/違反報告)
沖田総司 - キャー秀吉可愛い! (2018年10月17日 23時) (レス) id: 61bbaa65c6 (このIDを非表示/違反報告)
ニャン武士(^・x・^) - 面白いです!更新頑張ってください! (2018年10月11日 2時) (レス) id: 3f82ed1d40 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:奏琉斗 哀 | 作成日時:2018年9月22日 21時

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