*．0夢でいいから part2 0．* 【Sho Sakurai】 (ページ30)

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【完結】１７　あいさつページ30

＿＿＿＿『空高く』が終わって、メンバーそれぞれのあいさつになっていた。

智「えー、みなさん。今日は本当にありがとうございました。
翔ちゃんが居ないとやっぱりさびしいですね。それは今でも変わりません。
いくら時間が経っても、翔ちゃんは俺の中で、俺たちの中で、
そしてみんなの心の中で生きています。
どうか、翔ちゃんのことをずっと忘れないでください。」

和「…やっぱり寂しいですね。柱が居ないって。やっぱね？
俺らには翔さんが必要なんですよ。
どんな場面でも、何があっても、
最後に俺らをまとめてくれたのは翔さんだったし。
それはみんなも知ってると思います。
……もう一度だけでいいから会いたいな。ね。たった一人の、かけがえのないメンバーにさ。」

雅「今日は本当にありがとうございました。
んーとね、今日は翔ちゃんとの楽しかった話をちょっとだけ話そうかなって思います。
……あのね、ちょうど翔ちゃんが亡くなる３年前。
一緒にご飯食いに俺んちに来たことがあったんだけど、
その時に翔ちゃんが突然、ある１枚の写真をくれたの。
それは、そのころに５人でキャンプに行った時の写真でさ。
あ、その写真持ってきたんだけど…これこれ。見て?見えるかな?
翔ちゃんね、この時智くんに釣り教えてもらって初めて魚を釣れたの。
これは智くんと２人で写ってるけど、翔ちゃんさ、素直に凄く笑ってるでしょ？
当時の俺にはただ楽しかったんだろうなって思ってたけど、
今になったらまたもう一回こんな翔ちゃんの笑顔を見たいって思っちゃって…。
みんなもきっと見たいよね。
翔ちゃん、多分ここにいるよ。みんなのことも、俺らのことも見てると思う。
…俺ももう一度だけでいいから会いたいな、翔ちゃん。」

潤「えー今日は本当にありがとうございました。
俺ら５人は、嵐が結成されてから１度も離れなかった５人でした。
俺らの歌で『パレット』っていうのがあるんですけど、
その翔さんのラップの歌詞が一番合ってるんです。
“頬を伝った雫の中に仕舞いきれない想いの残骸
月の光が唯一の灯り無理だったね笑顔でバイバイ”って言ってて。
…最期の別れの時も本当にそうでした。今でも鮮明に覚えてます。
もし、もしちゃんとお別れを伝えられるのなら、俺は笑顔でバイバイしてあげたい。
そう思ってます。」

…みんな、ありがとう。

俺、みんなに出会えて良かった。
嵐でよかった。

心から、そう思ってるよ。