９４歩 ページ47
結論から言おう。
この二人に、この話は耳に入れないほうが良かったようだ。
「AAAAAA...」
「誰!?誰なの！この可愛い妹の心を奪った奴は...!!」
念仏のように私の名前を唱えるリアさんと、今度はノエルが頭を掴みもだえはじめた。
何だこの人たち。怖い。
二人曰く、私のこの症状は
＿＿＿＿＿＿＿�猯���
によるものだというのだ。
恋なんて、私には一生縁の無いものかと思っていたけど
どうやらそうじゃないらしい。
リアさんとノエルは何が何だとしても、それは�猯��瓩澄△噺世辰拭�
「(そういえば...、シャンクスにもなってたなあ...。)」
ん？
じゃぁ、私は、エースとシャンクスに恋をしているとでも？
ふたりに恋をしてるの？
...？それってありえるの？
「あー...あの、でも私の勘違いかもしれないし...。」
何か難しくなってきた。
「本当にこの人が好きだって思えるときがくるわよ。」
リアさんがやっと食器を持ち直して言った。
「Aの好きな人は、この船に乗ってるの？乗ってないの？」
ノエルはまだ興味津々で私に顔を近づける。
二人は察しが良い。
きっと、�狠�？�瓩辰栃垢い討盪笋�言わないって分かってる。
だけど、ノエルの質問に私は完全には答えられない。
エースはそうだけど、シャンクスは違う。
私はきっと自分の気持ちにはっきりけじめをつけなきゃなんないんだ。
なんだかそれだけは確信が持てた。
私は恋してるんだと、思う。きっと。
エースも、シャンクスも
どっちも好きってわけにはいかない。
それだけは分かる。
恋。恋。恋。恋。
それが胸に一杯になって、なんだか、喉がつっかえた感じになる。
「...今は、いえない、かな。」
曖昧にそう答えた。
もっと、私は自分の気持ちを、想いを見つめなきゃなんない。
自分の気持ちに気付かなきゃなんない。
「........そっか。」
「その恋、叶うといいわね。」
ノエルとリアは落ち着いて笑ってそういった。
優しくそう言ってくれた。
自覚したら、心に新しい風が吹いた気がする。
ああ、そっか。
私、
恋してたんだ。
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伊東 灯 - ナースさん達とのやり取りが一番好きかも← (2017年1月30日 16時) (
レス) id: f526fe80d2 (このIDを非表示/違反報告)
(<●>д<●> ) - 面白いです！ 原作に沿って男キャラの、『俺』が「おれ」になっていて嬉しかったですw (2015年11月29日 16時) (レス) id: 3e3180481b (このIDを非表示/違反報告)
マイ - 91歩目がすごく感動しました！ (2014年8月17日 0時) (レス) id: 7eeceb7cb5 (このIDを非表示/違反報告)
みなっち - 恋愛系がんっばってなのだ (2012年3月13日 18時) (レス) id: f5e43b651c (このIDを非表示/違反報告)
ピコ - とっても楽しみです♪ (2012年3月12日 18時) (レス) id: 5ee57061a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kanae | 作成日時：2011年10月31日 9時
