６３歩 ページ16
私変わった気がする。
天竜人の時はこんなに積極的に何かを知ろうともしなかったし、
心の中でこんなにあーだこーだ思う事もなかった。
この船に来て、確実に何かが変わってる。
発端。それは、
「(……コイツだ……。)」
そういって、私は頭の上に腕乗っけて、私の髪イジってる�爛灰ぅ牒瓩鮓�上げた。
「？何だ？」
視線に気付き、私と目を合わせるソイツ。
否、エース。
「エース、書類は？」
「…………………………………終わった。」
「嘘だろ。」
顔が引き攣るエース。視線も泳いでいる。
はあ、と私が呆れて息をはくと、むっとしたエースが私の首に腕をまわした。
「！ちょ、痛い！それ痛い！ログポース痛いから！」
嘘がバレたエースは、片腕を顔の隣に持ってきたと思ったら、
手首にあるログポースの丸いとこで頬を押し付けてくる。
痛い。地味に。
ていうか、よく割れないな。それガラスだよね？
「書類は忘れろ。」
「隊長やめろ。」
何もかも即答する私に今度はエースがため息を吐く。
そして、腕をどけると、
「隊のこと知りてェんだろ？隊長達に会わせてやる。」
「...！」
私の腕を掴んで、引っ張る。
いつもより間近で見たからかしんないけど、
笑った顔が頭に焼き付いて離れなかった。
どくんっと心臓が速くなる。
仲間に誘われたときと同じ感覚。
この気持ちが何なのか私はまだ知らない。
捕まれてる腕の触れてる部分が、
エースが熱いのか自分が熱いのか分かんない。
病気なのかもしんない。
やっぱり、今度ノエルとリアさんに診てもらおう。
心臓に異常があるかもしれないから。
前に進んでくエースはどうやら私に歩幅を合わせてくれてるっぽい。
何か、それに言い表せないような感情があふれてくる。
嬉しいような、恥ずかしいような、
そんな感じ。
恋？
いやそんなん私がするわけない。
なんか、シャンクスと似てるけど違う。
掴まれてる腕を見て、私とは違う大きくて骨ばった手。
それだけで、なぜかドキッとするのはおかしいんだろうか。
何かずっとこうしていたい。
＿＿＿離さないでほしい。
そう思う私はやっぱりおかしくなったんだと思う。
これがもしも恋なら、
きっと私は�猜匯廚き瓠�
「...、」
前を進んでく私を見ていないエースの目をみて、俯いた。
ただ、握っている手を握り返した。
ラッキーアイテム
革ベルト
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伊東 灯 - ナースさん達とのやり取りが一番好きかも← (2017年1月30日 16時) (
レス) id: f526fe80d2 (このIDを非表示/違反報告)
(<●>д<●> ) - 面白いです！ 原作に沿って男キャラの、『俺』が「おれ」になっていて嬉しかったですw (2015年11月29日 16時) (レス) id: 3e3180481b (このIDを非表示/違反報告)
マイ - 91歩目がすごく感動しました！ (2014年8月17日 0時) (レス) id: 7eeceb7cb5 (このIDを非表示/違反報告)
みなっち - 恋愛系がんっばってなのだ (2012年3月13日 18時) (レス) id: f5e43b651c (このIDを非表示/違反報告)
ピコ - とっても楽しみです♪ (2012年3月12日 18時) (レス) id: 5ee57061a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kanae | 作成日時：2011年10月31日 9時
