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───きゃーーーーーっっっっ!!!!!
『……ねえ、なつみ、やっぱりやめない??』
「なんで??」
『聞こえなかったの?!今の絶対悲鳴だよ!!!』
「芸能人来てるかもじゃん!!!」
そうこうしてるうちにもう体育館の前。
扉を開ければ中に入れる。
…………けど
……………………なんか
『生臭い……?』
『やっぱりやめ──ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンぎゃああああああああ……ドサッ────っっ!!!!』
おかしい。
絶対おかしい。
戻ろう。ここにいちゃいけない。
いけないの!!
なのに………………
「A!!逃げよう!!!何してるの!!!」
『わ、わからない…けど……開けなきゃいけない気がする……』
「はぁ?!?!?!こんな時に何言ってんの?!!」
『なつみだけでも逃げて!!』
「はあ?!Aと一緒じゃなきゃやだよ!!!」
『でもっ!!!────ガシャーーーン!──……は?』
扉がふっとんだ。
あんなに重い扉が野球のボールみたいな速さで。
…………あれ?
私の横
誰かいたよね??
ダレカイタヨネ??
後ろを振り向くと、そこにはひん曲がった体育館の扉と、つぶれたナニカ。
……………………ヒト??
私のせいで、
わたしのせいわたしのせいわたしのせいわたしのせいわたしのせいわたしのせいわたしのせいわたしのせいわたしのせいわたしのせいわたしのせいわたしのせいわたしのせいわたしのせい
前にはこの世のものとは思えない怪物。
こいつが
コイツガコロシタンダ
『うわあああああぁぁぁぁあぁぁぁぁああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁあああっっっっっっ!!!!!!!!!!』
私はその時、何かに取り付かれたように、目の前の怪物に殴りかかっていた。
そこから先は覚えてないの。
そして気が付いたら、
私は
怪物の死体が積まれてできた山のてっぺんにいた。
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作者名:豆しば | 作成日時:2017年10月7日 22時